犬が飼い主に興味がないときに見せる仕草や態度
1.寝たふりをする
犬が飼い主に興味がないとき、寝たふりをすることがあります。
ケージやベッドの中に入って寝たふりをしたり、ソファーに座る飼い主の隣に自分も寝転がって寝たふりをしたり、飼い主のベッドの上で寝たふりをするなどします。このような仕草や態度を見せることが多いのは、飼い主の仕事がお休みの日の昼間です。犬が普段はお留守番をしている時間ですよね。
犬にとって、飼い主と離れて過ごす唯一のひとり時間であるため、飼い主ではなく、自分自身の過ごし方に集中したいのではないでしょうか。
少ない休みの日ですから、たくさん遊んであげたくなりますよね。たとえ寝たふりであっても無理に構うことなく放っておいてあげるとよいと思います。
2.ひとりでおもちゃ遊びをする
犬が飼い主に興味がないとき、ひとりでおもちゃ遊びをすることがあります。
飼い主におもちゃを持ってくることもなく、飼い主が投げたおもちゃを負うこともしません。一緒に遊ぼうとすると、スッとどこかへ行ってしまいます。このような仕草や態度を見せることが多いのは、お散歩の後です。犬にとって、お散歩は運動をする時間です。飼い主とスキンシップやコミュニケーションを楽しむ時間でもあります。
お散歩の後に飼い主に興味がなくなるのは、十分にスキンシップやコミュニケーションをすることができたからなのではないかと思います。
もう少しだけ体を動かしたいなという時には、ひとりでおもちゃを振り回して投げたり追いかけたりして遊びます。のんびりしたい時は、ただおもちゃをカミカミすることを楽しむこともあります。
ひとり遊びをさせつつ、誤飲にだけは十分に注意して、そっと見守ってあげるとよいのではないでしょうか。
3.他の部屋に行きたがる
犬が飼い主に興味がないとき、他の部屋に行きたがることがあります。
部屋を自由に行き来することができる場合には、さっきまで同じ部屋にいたはずの愛犬が、いつの間にか他の部屋へ行っていることに気づきます。
扉が閉まっている場合には、「ここを開けて!」と、手でカリカリ音を立てて合図をします。吠えて知らせる犬もいます。器用に自分で扉を開けることができる犬もいますよね。このような仕草や態度を見せることが多いのは、寝ているのに急に飼い主に構われた時です。
退屈で寝ていたわけではないのです。休みたくて寝ていたのです。休みたくて寝ている時、声をかけられることを嫌がる犬もいますし、体を撫でられることを嫌がる犬もいます。
犬が寝ている時は、とりあえず名前を呼んでみてください。飼い主の興味がない時は、あまりよい反応をしません。チラッと横目で見る程度です。
4.ガウガウしてしまう
犬が飼い主に興味がないとき、ガウガウしてしまうことがあります。
ガウガウッと噛みつくふりをしたり、ガウガウ言いながら手を甘噛みしたりします。「構わないで!」と、ガウガウした後、部屋を出て行ってしまう犬もいます。このような仕草や態度を見せるのは、反応が薄い愛犬に寂しさを感じた飼い主が、無理に構おうとしたからでしょう。そのガウガウでさえも可愛く思って、さらに構いたくなってしまうものですよね。
いきなりガウガウする犬もいますが、ガウガウする前に唸り声をあげることがあります。もともと独立心や自立心の強い性格なのかもしれません。
滅多に飼い主に興味を示さないかもしれませんが、愛犬の性格を見極めて接してあげられるとよいと思います。愛犬が「甘えたい♡」のサインを出した時に、思いっきり構ってあげると喜ぶと思います。
まとめ
犬が飼い主に興味がないときに見せる仕草や態度を4つ解説しました。
- 寝たふりをする
- ひとりでおもちゃ遊びをする
- 他の部屋に行きたがる
- ガウガウしてしまう
いつまでも甘えん坊な犬でいてほしいものですが、成長と共に飼い主離れをする犬もいます。
興味がないように感じる時は、放っておいてあげるのがよさそうです。愛犬にもひとり時間を楽しんでもらえる環境にできたらいいですね。