愛犬が飼い主から目を離さない時の心理4つ！ジッとこちらを見てくる理由とは？

ふと気づくと愛犬から熱い視線を送られていた経験がある飼い主さんも多いはず。愛犬が飼い主から目を離さない時の心理とはいったいどんなものなのでしょうか。愛犬がジッとこちらを見てくる理由をお伝えいたします。

更新日：2022年10月27日

ジッと見つめるプードル

愛犬にジッと見つめられて「どうしたの？」と声をかけたことがある飼い主さんもきっといらしゃると思います。

犬の様々な行動には意味があることがほとんどで、愛犬が飼い主さんから目を離さない時も何かを思って見つめていることが多いようです。いくつかの心理をご紹介していきます。

愛犬が飼い主さんをジーっと見てくる理由のひとつは大好きな人だから。飼い主さんに対する愛情表現のひとつでもあります。大好きな人から目を離せなくなるのは犬も人も同じのようですね。

愛情表現で飼い主さんを見つめる時はとても穏やかな表情をしているはず。目を少し細めて口元はまるで笑顔のように口角を上げています。「甘えたいな」という気持がこもっている時も多いようです。

穏やかで優しい笑顔のような表情で見つめられた時は飼い主さんも優しく視線を合わせてあげましょう。

犬は飼い主さんの次の行動が気になって目が離せなくなることもあります。「お散歩に行くのかな？」「そろそろご飯かな？」など、ワクワクすることが起こるのではないかと期待しながら飼い主さんの行動を見ているようです。

基本的に人に飼われている犬は飼い主さんが大好きな子がとても多いので、好きな人の行動が気になって仕方がない、またはいつも飼い主さんが何を考えているのか知りたいと思っていることが多いようです。

犬は飼い主さんに要求したいことがある時にもジッと見てくることがあります。「オヤツがほしい」「遊んでほしい」「甘えたい」など犬には様々な要求があるもの。そんな気持ちを飼い主さんに気づいてほしくてジッと見てくるようです。

まるでおねだりするようにキラキラとした甘えた目でジッと見てくることが多いと思います。オスワリをしながら上目遣で見つめ、尻尾は振っていることが多いよう。

こんな風に見てくる愛犬の姿はとても可愛らしいものですよね。要求がワガママなものでないのであれば、愛犬の気が済むまでたっぷり応じてあげましょう。

犬は飼い主さんの行動を見て不安を感じた時にも目が離せなくなることがあります。例えば苦手なシャンプーや爪切りが始まる雰囲気を察した時に、緊張感からジッと飼い主さんを見つめることがあるようです。

そんな時の見つめ方は鼻にしわが寄っていたり、小さな声で唸ってしまうこともあるよう。「嫌なことをしないでほしい」という拒否感の表れになります。

愛犬が苦手なことを無理にしようとすると、攻撃的な態度になってしまったり、今まで苦手だったことが更に大っ嫌いになってしまうこともあるので注意が必要です。

愛犬が苦手なことはオヤツなどのご褒美を与えながらゆっくりと慣れていってもらいましょう。

アイコンタクトの重要性

見上げるフレンチブルドッグ

大好きな愛犬に可愛らしく見つめられて嫌な気分になる飼い主さんはいないですよね。愛犬が見つめてくるだけでなくアイコンタクトのしつけは出来ていますか？アイコンタクトは単純に目を合わせるだけでなく、飼い主さんに注目してもらうためのしつけ。

愛犬の名前を呼びしっかりと飼い主さんに注目をし、目を合わせることができる状態になって様々な指示に従うことが出来るようになります。しつけの中で大切なもののひとつでもありますが、しつけ以外にもいくつかのメリットがあります。

愛犬と飼い主さんが見つめ合うことで、互いに愛情ホルモンとも呼ばれるオキシトシンが分泌されます。

オキシトシンは脳内で分泌さえるホルモンのひとつで「絆を深める」という働きがあるのだとか。愛犬とアイコンタクトが出来ることで、互いに幸福感が増し絆も強くなると言われています。

またアイコンタクトがしっかり出来ると、とっさのイタズラを止めることもできます。愛犬が今にもイタズラしそうな雰囲気の時、離れた場所からでも名前を呼んで飼い主さんに注目してもらい「オイデ」などのコマンドで呼べば、危険なイタズラも防ぐことができます。

飼い主さんを見つめるボーダーコリー

犬は飼い主さんの行動を本当によく見ている生き物だと思います。愛情表現などでは気持ちを伝えたいという感情もあるかと思いますが、飼い主さんのことをもっとよく知りたくて見ていることもあるはず。

愛犬がジッと見てくる時は気持ちを察して上手にコミュニケーションをとりましょう。