イヤイヤ期の犬がやりがちな行動
1.ごはんを食べなくなる
イヤイヤ期になると、ごはんを食べなくなることがよくあります。
- 飼い主を困らせたい
- おやつをもらうため
- トッピングをしてもらうため
- 他のごはんをもらうため
このような理由が当てはまると思います。
いつものごはんは食べないけれど、おやつは食べる・ふりかけをかけたら食べる・茹でたササミを加えたら食べる・カリカリではなくウェットフードは食べるというような場合、食欲がないわけではないことが分かりますよね。
「このごはんは嫌だ！」と言って、飼い主を困らせたいのです。そうすると、自分が食べたいものを食べさせてもらえることを知ってしまったのでしょう。
対処法としておすすめしたいのは、「食べない時は片づけてしまう」ということです。出しっ放しにしておくと湿気てしまったり、傷んでしまったりすることがあります。密閉できる容器や袋で保管するとよいと思います。
そして、また30分～1時間後に出します。ただイヤイヤしたいだけでお腹は空いていますから食べてくれるはずです。
何日もごはん食べずに体調や健康を心配される場合のみ、トッピングなどの対処をしてみてください。ほとんどの場合、時間が経てば食べてくれますので待ってみましょう。
2.お散歩を拒否するようになる
イヤイヤ期になると、お散歩を拒否するようになることがよくあります。
- ハーネスやリードをつけることを嫌がる
- 玄関から動かなくなる
- お散歩の途中で歩かなくなる
イヤイヤ期の犬に対して、あんなにお散歩が大好きで帰宅拒否をする子だったのに…と思うことがあると思います。
イヤイヤ期の犬がお散歩を拒否するのは、自分の思い通りにならないことに対して不満を感じ、反抗しているのです。
お散歩では飼い主に従って歩くことが何より安全ですよね。安全に誘導するためのリードだと思います。しかし、犬としては窮屈なハーネスはつけたくない！ノーリードで自由に歩き回りたい！という思いがあるのでしょう。
イヤイヤ期に限ってリードを引っ張る癖がついたり、蛇行しながら歩いたり、急に車道に飛び出そうとするなど危険な行動をすることがあります。
対処法としておすすめしたいのは、ドッグランに連れて行ってあげることです。ノーリードで思いっきり楽しませてあげます。
不満やストレスから一気に解放されますし、お散歩も少し楽になると思います。
3.飼い主の指示に従わなくなる
イヤイヤ期になると、飼い主の指示に従わなくなることがよくあります。
芸達者だった犬がおやつを目の前にしてもお手すらしてくれなくなります。飼い主の指示が聞こえていないかのような態度を取るんです。
お手やお座りの指示に従えない程度であれば問題ないと思います。問題なのは、犬の安全を守るための指示に従えなくなることです。
異物を誤飲しそうになった時、放せの指示に従えなければ詰まらせてしまうかもしれません。リードが外れて走り出してしまった時、待てや止まれの指示に従えなければ迷子や交通事故に遭ってしまうかもしれません。
このような時の対処法としては、犬にとって危険なことを作らない工夫をすることです。犬に無理やり従わせようとすることは困難です。飼い主が気をつけるしかありません。
誤飲しては困るようなものが室内に落ちていることがないよう、整理整頓や片づけや掃除を徹底するとよいと思います。
ハーネスやリードがお散歩の途中で壊れてしまわないよう、破損や劣化はないか、日頃からチェックしておくようにしましょう。
まとめ
イヤイヤ期の犬がやりがちな行動を3つ解説しました。
- ごはんを食べなくなる
- お散歩を拒否するようになる
- 飼い主の指示に従わなくなる
飼い主に忠実な犬にも自我が芽生えます。何でも言うことを聞くわけではありません。嫌なことは嫌だと主張するようになります。
そして、自分で考え・自分で判断し・自分で行動するということをしたがるようになります。それは危険な行動かもしれません。
犬の性格や暮らす環境によっては、イヤイヤ期のない犬もいます。
愛犬が急に言うことを聞かなくなった、反抗的な態度を取る、わざと危険な行動をする、飼い主を威嚇するなどの行動がある時は、イヤイヤ期を迎えたのかも？と疑ってみるとよいかもしれません。
