愛犬が混乱してしまう飼い主の行動
1.いきなり新しい家族を連れて帰ってくる
捨て犬や子猫を保護するなど、いきなり新しい家族を連れて帰って来る飼い主の行動に、愛犬が混乱してしまうことがあります。
縄張り意識が強い犬や警戒心の強い犬であれば、興奮したり吠えたり乱暴な態度を見せるかもしれません。物静かで控えめな性格の犬であれば、自分の気持ちを上手く表現することができず、本当は嫌だと言う気持ちを押さえ込んでしまうかもしれません。
どうしても保護しなければならない状況が起きてしまうこともあります。そのまま家族に迎えたいと考えることもあります。そんな時は、混乱する愛犬にしっかり説明してあげてください。人間の言葉で構いません。混乱する愛犬と向き合う気持ちがあれば、必ず伝わります。
そして、何よりも愛犬を優先してあげてください。愛犬が新しい家族を受け入れることができず、混乱した状態が続くのであれば、里親を探すことも検討しなければなりません。
保護ではなく、新しく犬や猫を家族として迎えたい時は、トライアル期間を設けた方が愛犬の混乱やトラブルを防ぐことができると思います。
2.機嫌が悪いことを愛犬にぶつける
煩わしく思って無視をしたり、いきなり怒鳴りつけたりなど、飼い主の機嫌が悪いことをぶつける行動は、愛犬を混乱させてしまうことがあります。
愛犬からのしつこい構って攻撃にイライラしてしまうことがあるかもしれません。普段なら可愛いく思えるのですが、機嫌の悪い時のしつこい構って攻撃には声を荒げてしまうことがあるのではないでしょうか。
愛犬が混乱してしまうばかりではなく、ショックを受けて落ち込んでしまうことがあります。悲しい気持ちや寂しい気持ちにさせてしまうことがあります。
機嫌の悪さは愛犬にぶつけるのではなく、愛犬と一緒にお散歩に出かけてみてください。体を動かすと、イライラした気持ちが解消されます。
思わず愛犬にぶつけてしまった時も一緒にお散歩に出かけてみてください。そして、ごめんねと言葉にして伝えてください。仲直りのきっかけにもなると思います。
3.違う名前で呼ぶ
愛犬の名前とは違う名前で呼ぶと、混乱させてしまうことがあります。
(確かに私のことを呼んでいるようだけれど、名前が違うんだよなぁ…)と、飼い主の気持ちを上手く読み取ることができなくなってしまいます。その名前がお友達犬の名前だった時、(飼い主は他の犬と浮気しているのでは?)と、嫉妬して拗ねてしまうこともあるかもしれません。
中には、混乱はするものの最終的にはあまり気にしない、という犬もいます。また、混乱してしまい、不安になって怯える犬もいます。飼い主への不信感を募らせてしまうのではないでしょうか。
4.黙って家を出て行く
出かける時、黙って家を出て行くと、愛犬が混乱してしまうことがあります。
常に黙って出かける飼い主っていませんよね?必ず愛犬に声をかけて出て行く習慣があると思います。それに合わせて、玄関までお見送りをする犬もいれば、自分のケージやベッドに入り、飼い主とは目も合わせないままお見送りをする犬もいます。
どちらであっても黙って家を出て行く飼い主の行動には愛犬も混乱してしまうことがあります。いつもとは違う行動だからです。
その行動が犬を混乱させるばかりか不安にさせ、ストレスを発散させるためにイタズラをしたり物を破壊したり、問題行動に繋がってしまうこともあります。
まとめ
愛犬が混乱してしまう飼い主の行動を4つ解説しました。
- いきなり新しい家族を連れて帰ってくる
- 機嫌が悪いことを愛犬にぶつける
- 違う名前で呼ぶ
- 黙って家を出て行く
混乱してしまう機会の多い犬は、強いストレスを抱え込んでいる可能性があります。分離不安症の原因にもなりかねません。
愛犬の心の健康を守るためにも混乱してしまう行動は控えるようにしましょう。