犬が飼い主に思っている『許してほしいこと』4つ

犬が飼い主に思っている『許してほしいこと』4つ

犬と飼い主さんは、相手の行動や心理をお互いに理解し合うことでより良い関係性を築けます。この記事では、犬が飼い主さんに理解して欲しい、許して欲しいと思っていることを取り上げたいと思います。

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1.吠えること

吠えている犬

犬が吠えていると、ついつい「うるさいな」と思ってしまう飼い主さんは多いのではないでしょうか?また、近所迷惑になることを考えて、少しも吠えさせたくないと思っている飼い主さんもいるかもしれません。

しかし、犬にとって吠えることは、私たちが会話をするのと同様のコミュニケーションの一貫です。飼い主さんに対して何かを伝えようとして吠えることもありますし、周囲に対して警告を注意や警告を与えるために吠えることもあります。

吠えている意味や心理を理解しないと、ただうるさいだけに感じてしまいがちですし、「無駄吠えがひどい」と思ってしまうこともあるでしょう。しかし、吠えているからには、何かしらの意味があるということをぜひ理解してあげてください。

伝えたいことがない場合でも、ストレスが原因で吠えてしまうことがあるので、ただ叱るだけでなく、コミュニケーションやトレーニングなどで適切な対応を取るようにしてください。

2.体を汚すこと

泥で汚れている犬

清潔好きな飼い主さんの場合、犬の体が汚れることにイライラしたり嫌な気持ちになったりすることもあるでしょう。そのため、散歩に行くときもできるだけ汚れにくいように、土や砂の上は歩かせないようにして、舗装された道だけを選ぶという飼い主さんもいるようです。

しかし、犬にとって散歩に出て自然に触れることは、社会性を身に着けるためにも精神を安定させるためにもとても大切なことです。土や草の上を歩いて足裏に様々な刺激を感じたり、雨上がりのにおいを嗅いだり、土を掘ったり、地面に転がったりということは、とても楽しいことなのです。

あらゆる刺激を感じたり、思い切り体を動かしたりすると、犬は本能が満たされてストレスや欲求を発散できます。そうすると心も体も満足して、自宅内でのイタズラや問題行動が減ることもあるとされています。

確かに犬にとっても家族にとって、衛生的な状態に保つことは大切なことです。しかし、汚れることを気にしすぎて、犬に必要な経験をさせないようにしたり、禁止事項を多くしたりするのはNGです。

毎日シャンプーはできない分、散歩時に服を着せたり帰宅後にタオルで全身を拭いたりというような工夫をして、外ではできるだけのびのび遊ばせてあげてくださいね、

3.物を噛んだり壊したりすること

ベッドをボロボロにする犬

愛犬のために一生懸命選んで用意したベッドや毛布、洋服などを噛んでボロボロにされてショックを受けた飼い主さんもいるかもしれません。

しかし、犬にとって物を噛んだり引き裂いたりする破壊行為は、ごく自然な行動で本能的な欲求やストレスを発散することにも役立つ行動です。

犬は元々狩りをしていた動物の本能を持っているので、獲物を捕らえて噛んだり、引きちぎったりする行動はよくしていた行動です。また、物を噛むことは、歯の健康を維持するためにも必要だと考えられています。

そのため、犬が様々なものを噛んでしまう場合、ただ怒ってやめさせるだけでなく、その代わりとなるものを与えてあげるようにしてください。犬にとって噛み心地が良いと感じるおもちゃや、古布などで遊んで、狩猟本能を満たしてあげるといいでしょう。

4.動物病院やボディケアを嫌がること

歯磨きを嫌がる犬

動物病院に行くことや、家庭での歯磨きや耳掃除などのボディケアを嫌がる犬は多いと思います。これらのことは、愛犬の健康を守るために必要なことばかりですが、嫌がる犬が多いので飼い主さんも苦労をして負担を感じてしまいます。

人間が見れば、多少痛みや苦痛を感じる診察や注射も病気を防ぐためにしなければならないことだとわかりますが、犬はそれを理解できません。そのため、意味もわからずただ苦痛を与えられているだけと感じてしまうので、激しい抵抗を見せるのです。

犬がこうしたことを嫌がる場合、ただ怒って押さえつけたり、無理強いしたりするとますます嫌がるようになります。ほめたりごほうびを活用したりして、時間をかけて少しずつ慣らして受け入れられるようにしていってあげましょう。

まとめ

泥だらけの犬

犬と人間は、言葉で気持ちやそのときの事情を伝え合うことができません。そのため、理解しようと努めないと気持ちがすれちがったりイライラしたりして、関係性が悪くなってしまうでしょう。

犬が見せる行動をそのまま受け取るだけでなく、そこに隠れている気持ちや心理を読み取ってあげることが大切です。

愛犬の困った行動は、犬の本能やストレスなどが原因になっていることもあると考えて、ただ叱ったりイライラしたりするのではなく、適切な対応を取ってあげるようにしてくださいね。

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