1.呼ばれたらすぐに反応する
ご飯や散歩など犬にとって嬉しいことや楽しいことがあるときは、名前を呼ぶと喜んで飛んでくるのではないでしょうか？
しかし、そのようなときではなく、何気なく愛犬の名前を呼んだだけでも、すぐに反応して振り返ったりそばに来たりする場合は、呼んだ飼い主さんのことを尊敬していると考えられます。
興味がない相手や重要に感じていない相手の場合、呼ばれてもあまり反応しなかったり気分が乗らなければ無視したりすることもあるでしょう。しかし、尊敬している相手であれば、かまってもらえることを嬉しいと感じますし、何かあればすぐに対応したいと思うものです。
2.指示にすばやく従う
名前を呼ばれたらすぐに反応するのと同様に、「おすわり」や「おいで」などといった指示をされたときもすぐに従うでしょう。
尊敬しているということは、その相手に対して信頼を置いているということでもあります。そのような人から出された指示は、「従った方がいいもの」であると考えているので、すばやく反応する様子が見られます。
尊敬や信頼をしていない相手から指示を出されても「なんでそれをやる必要があるの？」と思ったり、「今は面倒だからいいや」軽んじたりする傾向があります。
3.いつもそばに寄り添っている
家でくつろいでいるときや家事をしているとき、仕事をしているときなど、ふとした瞬間に気がつくと愛犬がそばにいることはありませんか？
犬は尊敬している相手のそばにいると、安心感を感じますし、甘えたいと思っていることもあります。また、尊敬している相手の動向をいつもチェックしておきたいと考えている場合も多いので、観察しやすい距離にいるということも考えられます。
近くにいるときは、チラチラと飼い主さんの表情や行動を見ていることも多く、犬の様子を見ると目が合うことも多いと思います。
4.苦手なことをされても受け入れる
体を押さえられたり、歯磨きやブラッシングなどのボディケアをされたりするのが苦手な犬は少なくありません。ボディケアやボディチェックは犬にとってもとても大切なことですが、犬にはその重要性はなかなか理解できませんし、どうしても不快感や苦痛を感じてしまうことも考えられます。
それでも、尊敬している相手にそうしたことをされる場合、大人しく受け入れることがあります。前述した通り、尊敬している相手のことは信頼しているため、多少苦手なことであっても、相手の指示に従ったり身を委ねたりする気持ちになるようです。
また、尊敬している相手であれば、多少嫌な思いをしたとしても、必要以上に苦痛や痛みを与えられる心配はないという点でも信頼しているのだと思います。
5.周囲のものから守ろうとする
犬は尊敬している相手に対して、好意的な感情を持っていますし、大切に思っています。そのため、何かあればその相手を守ろうとする気持ちが働きます。
見知らぬ人が飼い主さんに近づいてきたり、飼い主さんが誰かと喧嘩したりする様子が見られると、犬はその相手に敵意を感じたり、飼い主さんを守ろうとして威嚇行動を取ったりします。
自宅を訪ねて来る宅配業者などに対して警戒心や敵意を持ち、飼い主さんのところに来る訪問者に対して、吠えて追い返そうとすることもあります。
まとめ
犬は尊敬している相手に、信頼や好意の気持ちも持っています。そのため、いつでもその人の期待に応えたいと思いますし、多少のことであれば我慢してでも受け入れようと考えています。また、大切に思うからこそ、守ろうとする行動も見せるでしょう。
この記事で紹介したような行動や態度が、愛犬に見られる場合は、その気持ちに応えてあげられるようにたっぷりの愛情をかけてあげてくださいね。
