『飼うのが大変な犬種』4選!初心者が飼うべきではないと言われる理由

『飼うのが大変な犬種』4選!初心者が飼うべきではないと言われる理由

わんこと暮らしたいと思ったとき、何の犬種を選ぶかは人それぞれです。見た目の好みで選ぶのも間違いではありませんが、それだけで選んでしまうと初心者には大変な犬種もいます。初心者が飼うべきでない犬種を理由と一緒にご紹介します。

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1.柴犬

柴犬

今や日本だけでなく世界でも大きな人気を博している柴犬ですが、実は初心者には難しい犬種としても有名です。

本来あってはならないことですが、見た目の可愛さや賢くてしつけしやすいといったイメージだけで安易に飼いはじめて、しつけに挫折して飼育放棄するという例も後を絶ちません。飼育放棄された保護犬のうち、最も多い犬種が柴犬というデータもあるほどです。

日本犬特有の独立心と距離感

柴犬は世界に数多くある犬種の中でも、オオカミの性質を最も色濃く残している犬種と言われています。

また、もともと番犬や猟犬として飼育されていた経緯もあり、独立心や警戒心が強い子が多いのです。そのためしっかりした信頼関係を築かないとしつけが上手くいかなかったり、吠え癖や噛み癖といった問題行動が出てきたりしてしまいます。

よく「柴犬はツンデレで犬というより猫のよう」と表現されますが、そういった日本犬特有の距離感にも、いわゆる「犬」をイメージして飼いはじめた初心者は面食らってしまうかもしれません。

2.秋田犬

秋田犬

前述した柴犬に限らず、日本犬は一般的に初心者向きの犬種とは言えません。秋田犬もその代表犬種の1つ。

忠犬ハチ公の逸話があまりにも有名なため、飼い主に忠実で、体は大きくてもおとなしくて良い子といったイメージを持っている人が多いかもしれませんが、自治体によっては人に危害を与える恐れがある犬種として「特定犬」に指定されている地域もあるんです。

「特定犬」指定の場合は飼い方にも指定が

そもそも体重40~50㎏にもなる大型犬である秋田犬は、お散歩やお出かけの際に制御するだけでも力仕事となり一苦労。初心者でわんこを制御した経験のない場合にはなおさらでしょう。

性格的にも柴犬と同様で日本犬特有の気難しさがあります。また前述した「特定犬」に指定されている地域の場合には、規定サイズ・強度の檻の中で飼育するなど、飼い方が条例で定められているので注意が必要です。

3.ジャックラッセル・テリア

ジャックラッセルテリア

ジャックラッセル・テリアはその愛らしい見た目や仕草から多くの映画やドラマでも活躍しており、特に2011年に公開されアカデミー賞を受賞した『アーティスト』に登場する「ジャック」はその名演技が大きな話題となりました。

ですが「映画やドラマで演技ができるほど賢くてしつけしやすい犬種」と思って飼いはじめてしまうと、思いがけず手を焼く結果になってしまうかもしれません。

やんちゃな性格で相当な運動量が必要

ジャックラッセル・テリアは好奇心旺盛でやんちゃな性格が特徴です。ですがその「やんちゃ」の度合いがずば抜けています。

そのため「小型犬だから運動量も少なくていいだろうし、力も強くないだろう」と思って飼いはじめて失敗してしまうケースが多々あります。

もともと猟犬として獲物を追いかけていたテリア犬種の本能もあって相当な運動量を必要としますが、運動量が足りないと破壊行動や無駄吠えなどの問題行動を起こしてしまいがちになり、更に小さな体からは想像できないパワーを秘めているため、その問題行動のレベルも想像以上なのです。

ジャックラッセル・テリアは「小さな大型犬」と思って飼いはじめるくらいがベストかもしれません。

4.ボーダー・コリー

ボーダーコリー

ボーダー・コリーといえば牧羊犬として活躍する姿が有名ですよね。

人間でも制御することが難しい羊の群れを統率してしまうリーダーシップと、人間の指示を的確に実行する賢い姿から、家庭犬としてのしつけもあっという間に覚えて立ち居ふるまってくれるだろうと期待するかもしれません。

ですがボーダー・コリーも初心者には少々扱いにくい犬種の1つです。

賢いがゆえのリスク

ボーダー・コリーの訓練性能は他犬種と比較してもかなり高く、賢いことに間違いありません。ですがその賢さゆえに、しつけのハンドリングができないと人間の方がなめられてしまい、手玉に取られてしまうという事態に陥るリスクがあります。

わんこのしつけ経験がなく、トレーニングでも毅然とした態度がとれなかったり甘やかしたりしていると「こいつの指示には従わなくても大丈夫」と認識されて言うことを聞かないワガママわんこになってしまいかねません。

まとめ

イタズラした犬

いかがでしたでしょうか?犬種と一括りに言っても実際にはもちろん個体差があり、飼いやすいと言われる犬種であってもしつけに手がかかったり、逆に飼いにくいと言われる犬種でも、拍子抜けするほど良い子だったりということも当然あります。

どちらだったとしても、わんこと暮らしはじめるからには最期の瞬間まで面倒を見る義務があります。「思っていたように言うことを聞かなかったから」という理由で飼育放棄をすることはあってはなりません。

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