トリミングサロンから断られてしまった経験はある?
犬種によって頻度は異なりますが、犬は定期的に毛の長さをカットして清潔な状態を保つことが推奨されています。愛犬の清潔感を保つために、トリミングサロンを利用している飼い主さんは多いでしょう。
トリミングサロンでは、被毛のカットだけでなくシャンプーや爪切り、皮膚の状態チェックなども行ってくれます。犬の被毛や皮膚の健康状態を保つ上でとても重要な施設です。
しかし、犬によってはトリミングサロン側からお断りされてしまうケースも存在します。トリミングサロンによって基準は様々ですが、トリマーさんが「危険だ」と判断した場合にのみ、こうしたケースが発生するとのことです。
トリミングサロンで断られてしまう犬の特徴3選
では、どのような特徴を持つ犬がトリミングサロンでお断りされてしまうのでしょうか。ここでは、トリミングサロンで断られてしまう犬の特徴とその理由について紹介します。
1.攻撃的な行動が目立つ
社交性が乏しく基本的なしつけがまったくできていない犬は、トリミングサロンでお断りされてしまうケースがあります。特に以下のような攻撃的な行動をとってしまう犬は、多くのトリミングサロンから断られてしまうようです。
- 激しく暴れる
- トリマーに噛み付く
激しく暴れてしまう犬の場合、施術中に怪我をさせてしまう危険性があると判断され、お断りされてしまうケースがあります。またトリマーに噛み付く犬は、そもそも施術が難しいという理由で断られやすいです。
2.必要な医療(ワクチン接種など)を受けていない
義務付けられているワクチン接種を受けていない、怪我をしているのに治療が完了していないなど、必要な医療を受けていない場合、予約後に預かってもらったとしても施術してもらえないケースがあります。
多くのトリミングサロンでは、ワクチン接種を受けた際に発行される証明書の提示を求めています。この際、証明書を提示できないと入会や登録をお断りされることも多いです。
トリミングサロンの施術時間は、平均1〜2時間と言われています。必要な医療を受けていない犬は健康状態が不明瞭なため、体力・気力的に耐えられるかわからないという観点からお断りされると言います。
3.施術によって体に負担をかけてしまう可能性がある
前述した通り、トリミングサロンでの平均的に施術時間は1〜2時間と言われています。この間、犬は同じ体勢を保たなくてはいけないため、体力的、健康状態の観点から体に負担をかけてしまう可能性があると判断された犬は、お断りされる可能性が高いです。
例えば、長時間立っていることが難しい高齢犬や持病を患っている犬に関しては、施術中に健康状態が悪化してしまう危険性があります。このような理由から、高齢犬や病気を持っている犬、その日体調が悪い犬などはお断りされやすいです。
高齢犬は動物病院に併設されているトリミングサロンも検討して
前途ご紹介した通り、高齢犬や病気を患っている犬の場合、施術に耐えられないことや、施術中に健康状態が悪化してしまう可能性などが原因で、通常のトリミングサロンでは断られてしまうケースが多いです。
しかしそのような特徴を持つ犬たちも、清潔な状態を維持するためにトリミングは必要です。そこでおすすめしたいサロンは、動物病院に併設されているトリミングサロンです。動物病院によっては、病院のスペースにつながるようにトリミングサロンが併設されているところも増えてきています。
動物病院に併設されているサロンであれば、施術中に何か起こっても必要な処置や対処をしてもらえるので、飼い主としても安心して預けることができますよ。
まとめ
いかがでしたか。トリミングサロンで断られてしまう犬の特徴は、主に3つありました。以前、お断りされてしまったという方は、必要な医療を受け、最低限のしつけを完了させた上で、別のトリミングサロンを探してみましょう。
また、高齢犬や病気を患っている犬の場合は、適切な処置が行えるトリミングサロンを探すことをおすすめします。