犬にとってストレスになる『インテリア』5選
犬は元々警戒心の強い動物です。普段過ごしている部屋の中に苦手なインテリア雑貨や家具があると、ストレスに感じていることもあります。ここでは犬にとってストレスになりやすいインテリアをいくつか理由とともに紹介します。
1.芳香剤などの匂いが強い雑貨
犬は嗅覚が優れているため、人間以上に匂いを強く感知しやすいと言われています。そのため、人工的な匂いを発する芳香剤や香水などは、犬にとって非常に匂いがきつくストレスを感じやすいインテリア雑貨の1つです。
部屋の匂いを改善するため、ペットのいるご家庭では良い匂いのする芳香剤を置くというご家庭も多いですが、その分、ペットに多大なストレスをかけている可能性があります。
最近ではペットのいる家庭で使える無臭の消臭アイテムが販売されているので、空気清浄機などと併用して活用しましょう。
2.風が当たる冷暖房器具
扇風機やヒーターなど、冷風や温風を出して部屋を適切な温度にする冷暖房器具はとても優秀です。風が当たることを嫌がらない犬の場合は冷えや乾燥に注意することが大切になりますが、しかし、風があたる冷暖房器具の前を通るたびに風があたることで、犬は少しずつストレスを溜め込んでいる可能性があります。
エアコンの風もストレスになりやすいと言われていますが、エアコンの場合は上部に設置されているため、休む場所を変えることで回避可能です。しかし、置き型の場合は直接体に風が当たりやすいので、当たるたびに「嫌だな」とストレスに感じる犬は多いです。
冷暖房器具の設置場所を考えたり、風の出ない最新型に買い換えるなど検討するのも1つの手段なのかもしれません。
3.角が角張っている家具
部屋に置いてある家具の中でも、角が角張っている家具は犬たちにストレスを与えやすいと言われています。
犬は部屋の中を歩き回ったり、時には興奮して走り回ったりすることがあります。そんな時、近くに角が角張った家具が設置されていると、当たった時に痛みを感じてしまいます。こうした些細な負担が日々積み重なり、大きなストレスになることも少なくありません。
犬を飼っているご家庭では、なるべく角が丸みを帯びている家具を選んだり、角張っている部分にはクッションシールのような保護剤を貼ったり工夫しましょう。
4.ステレオなどの大音量が出る機器
最近ではスマートスピーカーなど音を大きく、そして綺麗に出すことのできるスピーカーが人気です。しかし聴覚が優れている犬にとって、テレビの音や音楽が大きく出るスピーカーやステレオは不愉快に感じます。
元々警戒心の強い犬にとって、こうした機器はさらに警戒心を強める原因にもなります。すると日々ストレスが溜まり、体調不良に発展する恐れもあるので注意が必要です。
5.フローリング
今や多くのご家庭の床がフローリング仕様になっていますが、実は犬たちにとって、フローリングもストレスが溜まりやすい床材であることをご存知でしょうか。
フローリングはツルツルと滑りやすいため走った時に転倒してしまったり、シニア犬にとって足腰に負担がかかりやすいといったデメリットがあります。
しかし、フローリングを簡単に変えることは難しいですよね。その場合は、犬が過ごしている範囲にカーペットやマットを敷いたり、滑り止めコーティングしたりすると良いでしょう。
肉球の間の被毛が長くなるとさらに滑りやすくなります。定期的にカットしたり、爪を切るようにしましょう。
どんなインテリア雑貨なら置いてもいい?
犬を飼う上で、犬が過ごす環境に置くインテリアにも気を使う必要があります。以下のようなインテリアは犬にとってストレスになりにくいので、積極的に選択肢に入れましょう。
- 人工的な匂いを発しないもの
- 丸みを帯びた家具
- 滑り止めにもなるマット
- 高所に上がるためのペットステップ
もちろん、上記以外のインテリアを置いても問題ありません。今回紹介したようなストレスになりやすいインテリアも、物によっては工夫次第で置くことは可能です。
少しでも愛犬にとって快適にくつろげる環境を整えるためにも、一緒に過ごす室内に置くインテリアはよく考えて選びましょう。
まとめ
いかがでしたか。インテリアによっては、日々愛犬がストレスを感じてしまう家具や雑貨も多くあります。しかし、工夫次第でストレスを与えずにインテリアを楽しむこともできるので、いろいろと配慮しながらレイアウトを楽しみましょう。