犬が唸っている時にしてはいけないNG行為
1.犬に向かって同じように唸るような声を出す
犬が唸っている時、その犬に向かって同じように唸るような声を出すのは、してはいけないNG行為です。
愛犬に対して飼い主が真似るのであれば冗談に受け取ってもらえるかもしれませんが、他人が真似るのは絶対にやめた方がいいです。そのまま飛びかかってくるかもしれませんし、咬みつかれることもあるかもしれません。
犬が唸っている時に他人が同じように犬の唸り声を真似て出すのは、犬にとって威嚇されている、もしくは攻撃されていると感じられる行為です。
2.犬や飼い主に対して嫌な言葉をかける
犬が唸っている時、その犬や飼い主に対して嫌な言葉をかけるのは、してはいけないNG行為です。
嫌な言葉をかけられたということは犬にも分かります。言葉そのものは分からないかもしれませんが、その嫌な言葉をかけた人の声のトーンや表情によって、嫌な言葉をかけられたのだと判断することができます。
飼い主の態度や反応によっても判断することができます。
犬が他人や見知らぬ人に唸るのは、不安や緊張や恐怖を感じているからです。また、自分や飼い主の身を守るための行為です。犬が他人を警戒するのは当たり前のことなのです。
優しく言葉をかけていれば問題ありません。唸られて気分が悪いのであれば無視しても構いません。見知らぬ人だって、見知らぬ犬にいきなり唸られたら気分が悪いことは理解できます。
だからといって、嫌な言葉をかけるのはやめてほしいです。犬はいつまでも覚えています。
3.近づくこと
犬が唸っている時、その犬に近づくことは、してはいけないNG行為です。
警戒して唸っている犬に近づくと、より激しく唸ります。激しく吠えることもありますし、飛びかかったり咬みついたりなど、攻撃することもあります。
「自分は犬に慣れているから大丈夫」「自分も犬を飼っていたから大丈夫」という人がたまにいるのですが、こちらは大丈夫ではありません。近づこうとする人に対して犬が唸るのは、これ以上は近づくな、というサインです。
もしも、自分は犬好きだから大丈夫、と言って近づいてくる人がいる場合、飼い主さんは犬のリードを引いて立ち去ってください。小型犬ならすぐに抱っこしてください。「来ないで！」と声に出しても構いません。
唸って威嚇しているにも関わらず、無理に近づいてきた他人を愛犬が攻撃して怪我を負わせてしまった時、全ての責任は飼い主に問われます。怪我の程度によっては犬が処分されてしまうこともあります。
4.体に触れること
犬が唸っている時、その犬の体に触れることは、してはいけないNG行為です。
「よしよし、怖がらなくてもいいよ～」なんて言いながら犬に触れようとする人っていますよね。飼い主としてはヒヤッとする瞬間なのですが、たまたま咬みつかれなかった、運が良かったというだけだと思います。その犬が不安や恐怖を感じながらも『人に咬みついてはいけない』という飼い主からの教えを守っただけだと思います。
たまにですが、唸ったり怒ったりする犬をなだめることができると自信を持っている人がいます。他人に犬にもそれが通用すると思っているようです。
犬に慣れている、犬を飼っていた、犬を飼っている、犬好きだから、犬には好かれるんだよね、なんて言う人がいるのですが、唸る他人の犬に触れるのはしてはいけない危険な行為です。その犬に恐怖やストレスを与えます。飼い主も困ってしまいます。ぜひやめてほしいです。
まとめ
犬が唸っている時にしてはいけないNG行為を4つ解説しました。
- 犬に向かって同じように唸るような声を出す
- 犬や飼い主に対して嫌な言葉をかける
- 近づくこと
- 体に触れること
犬が唸っている時は、飼い主にだって歯向かったり飛びかかったり、咬みつくような仕草をすることがあります。それは、飼い主にだからこそ本気ではないだけです。相手が他人や見知らぬ人なのでれば、怪我を負わせるような攻撃をすることがあるかもしれません。
唸るのは、不安で怖いからです。犬をからかったり、自分本位な行為はしないようにしましょう。
