犬は生き物の中でも愛情深い動物と言われている
犬と一緒に暮らしているとお気づきかと思いますが、犬は生き物の中でも特に愛情深い動物だと言われています。
元々仲間と集団で行動していた習性をもつ犬たちは、社交性が高く仲間と認識した相手を大切に思う心が受け継がれています。現代では、家族や親しい知人などが『仲間』として認識されているのでしょう。
そのため、一緒に暮らしていると無条件に愛情を向けてくれるような仕草や行動、態度が頻繁に確認できます。ペットの中でも、最もペットロスを起こしやすい動物として1、2を争うと言われているのは、犬たちが持つ愛情深さも関係しているでしょう。
愛犬の愛情深さを今すぐ試せる5つのチェック項目
「うちの子（愛犬）は愛情深いのだろうか」と疑問に思う飼い主さんもいると思いますが、飼い主さんが気づいていないだけで、ごく当たり前に取っている愛犬の行動に、愛情深さが現れていることも多いです。
ここでは愛犬の愛情深さを今すぐ試せるチェック項目をご用意したので、愛犬にどのくらい当てはまっているか確認してみましょう。
1.体をくっつけるように寄り添ってくることがありますか
ソファなどに座ってくつろいでいると、愛犬が体をくっつけるように隣に座り、寄り添ってくることはありませんか。ごく当たり前に受け入れているこの状況ですが、この行動には愛犬の「あなたが大好き」という愛情表現が含まれています。
犬は元々社交性が高く愛情深い動物と言われていますが、野生動物だった頃の名残として警戒心は強いです。心を許している人に対してのみ、こうした行動で「大好き」「信頼しているよ」と伝えてくれています。
2.飼い主が落ち込んでいると慰めるような仕草を見せますか
よく犬を飼っている人から聞く話に「落ち込んでいると慰めてくれる」という話があります。犬は飼い主の様子や表情、声のトーンから感情を読み取る能力に長けているため、落ち込んでいると察することもできるのでしょう。
例えば、落ち込んでいるときに以下のような行動は見られませんか。
- 心配そうに隣にやってきてじっと見つめてくる
- 近づいてきて体や顔をペロペロと舐めてくる
- 慣れ親しんだコマンド（お手や仰向けになる）を自ら行う
- 自分のお気に入りのおもちゃなどを持ってくる
これらの行動は、犬にとって「大丈夫？」「これで気を紛らわせて」という慰めの意味を持ちます。「何をしているの？」と疑問に思っていたという行動もあると思いますが、彼らなりに飼い主を慰めようとしているのです。
3.頭を擦り付けたり顎を乗せたり甘えるような行動を取りますか
頭をスリスリと擦り付けてきたり、顎を腕や膝の上に乗せたりと甘えるような行動を取る犬は多いですよね。これも愛情深い犬ならではの行動と言えます。
犬はストレートに愛情を表現する子が多い上に、大切な家族であり仲間でもある飼い主と同じ時間を共有したいと思っています。そのため、このような方法で甘えて「かまって」と愛情をアピールしているのです。
4.愛犬を見ると視線が合いますか
愛犬をふと見るとなぜかいつも目が合う、すぐに気がついてこちらに視線を向けてくれるといった声をよく聞きます。何気ない日常のワンシーンですが、これは愛犬がそれだけあなたの行動を注視していることを意味しています。
大好きな飼い主さんが何をしているのか、どのように感じているのか、これから何をしようとしているのか、把握しておきたいと思っているのです。
大好きだからこそ、相手のことをなるべく多く知りたいと思うのは人間と同じです。犬も愛情深いので、当たり前のようにこうして飼い主の行動を観察しているのです。
5.散歩中にアイコンタクトをとってくれますか
散歩中、表情を窺うように何度もこちらをチラチラと見つめてくる犬は多いです。これは飼い主の様子を知りたい、自分と同じように散歩を楽しんでいるか確認したいという思いからくる行動です。
また、楽しい時間を飼い主と一緒に共有できていることを実感したいという思いから、アイコンタクトを取ろうとする犬も多いです。愛犬がこちらを見上げてきたら、ぜひ飼い主さんもアイコンタクトで返してあげてくださいね！
まとめ
いかがでしたか。一緒に暮らしている中で見られる何気ない行動には、愛犬からの愛情がたくさん詰まっています。今回紹介した行動以外にも愛情深さが隠れている行動は多くあるので、ぜひ普段から愛犬の行動や態度をチェックしてみてください。
