犬が飼い主から逃げる原因3つ!
愛犬が飼い主さんから逃げてしまうことは少なくないようです。「愛犬の名前を呼んでも来てくれない」「抱っこしうと近づくと逃げてしまう」などのお悩みを持つ飼い主さんも多いですよね。
しょっちゅう逃げられてしまうのは飼い主さんとしては悲しいことですし、お手入れもしずらくなってしまうので困りますよね。愛犬が飼い主さんから逃げてしまう原因を探ってみましょう。
1.お手入れが嫌
爪切りやシャンプーなどお手入れが嫌いな犬も多いですよね。飼い主さんがお手入れの準備をしていることに気づくと、そそくさと逃げてしまう犬も少なくありません。
また、名前を呼ばれて喜んで近寄って行った後に苦手な爪切りをされた経験のある犬は「名前を呼ばれる=爪切りされる」と学習してしまい、名前を呼ばれただけで逃げてしまうこともあります。
2.構われたくない
犬は基本的に飼い主さんに構ってもらうことが大好きな生き物ですが、タイミング、また構い方によっては迷惑に感じてしまうこともあるようです。
例えば寝ている犬を起こして遊ぼうとしたり、のんびりとリラックスタイムを過ごしている時に無理やり抱っこしようとしたりすると「もう嫌だ!」と感じて逃げてしまうよう。
また、犬は頭を撫でられることをあまり好まない生き物です。飼い主さんとの信頼関係がしっかり築けていれば、安心して頭を撫でてもらうことも出来ますが、中には不満に感じている犬もいるかもしれません。
個体ごとに「触れられるのが嫌いな場所」もあるはずです。愛犬が嫌がっていることに気づかず触ってしまうことで逃げられている可能性もあります。
3.遊んでいる
犬は飼い主さんと遊ぶことが大好き!「逃げる」という行動で飼い主さんを遊びに誘っていることもありますし「逃げる」こと自体が遊びのひとつになっている可能性もあります。
愛犬と追いかけっこ遊びをしたことがある飼い主さんも多いですよね。犬は「逃げると飼い主さんが追いかけて遊んでくれた!」と学習していることがとても多いので、実は逃げているのではなく遊んでいるだけのこともあります。
逃げなくなるための方法は?
1.「楽しいこと」だと学んでもらう
犬が飼い主さんから逃げてしまう原因のひとつに「お手入れが嫌」「構われるのが嫌」など「嫌なこと」として記憶している事柄があるから。「嫌なこと」として記憶している経験を「楽しいこと」に変換できるよう工夫してみましょう。
例えば、経験した嫌いな出来事により名前を呼ばれるだけで逃げてしまう犬は、名前を呼ぶと同時にオヤツをお与えるようにしましょう。
名前を呼ばれると良いことがあると記憶してもらうためです。何度も繰り返して「嫌なこと」から「嬉しいこと」に気持ちを変えていってあげましょう。
2.苦手なことを無理にしない
爪切りやシャンプーなどお手入れが苦手な犬は少なくありません。嫌がる犬に無理にお手入れをしようとしても逃げられるばかりなので、焦ることなく毎日少しずつ慣れてもらいましょう。
まずは身体に触られることに慣れてもらい、徐々にお手入れが出来るようになってもらいましょう。その際、やはりオヤツやオモチャなどご褒美となるものや、気を逸らすことが出来る物を用意してゆっくりと慣らしてあげましょうね。
3.追いかけて遊ばない
愛犬との追いかけっこ遊びは楽しいですよね!犬も目をキラキラさせながら一緒になって追いかけっこ遊びを楽しむことが多いのではないでしょうか。
この追いかけっこ遊び、飼い主さんが愛犬を追いかけてしまうと「逃げて遊ぶクセ」がついてしまいます。追いかけっこ遊びで楽しむのであれば、愛犬に追いかけてもらって遊ぶようにしましょう。
逃げてしまった犬を止める方法
万が一、屋外で愛犬が逃げてしまった場合に備えて「呼び戻し」の練習はしっかりとしておきましょう。
「呼び戻し」は愛犬の安全を守るためにとても大切なしつけのひとつです。逃げることを防ぐ以外にも、お散歩中にリードが外れて愛犬が走り出してしまうなどの予期せぬ事故からも愛犬を守ることができます。
「呼び戻し」の教え方
最初は愛犬が気持ちを落着けることができるご自宅でトレーニングを開始してください。愛犬の大好なオヤツやオモチャを用意して、名前を呼びかけて飼い主さんのもとまで来ることが出来たらたご褒美を与えてたくさん褒めてあげましょう。
落ち着いた状態で成功出来たら少しずつ難易度を上げていきます。遊んで興奮している最中、来客時などでにも挑戦していきましょう。
ご自宅内で成功率が上がってきたら、次は屋外でもトレーニングしてください。まずはご自宅の近くの人通りが少ない場所でリードをつけた状態で行います。
屋外でも徐々に難易度を上げるために、次は少し賑やかな場所や小さ目の公園、その次は大きな公園でロングリードを使用してトレーニングしてみましょう。最終的にはドッグランで遊んでいる最中に成功するのが目標となります。
屋外でのトレーニングはくれぐれも周囲の方への配慮を忘れずに安全に行えるよう注意してくださいね。
まとめ
愛犬が逃げてしまう原因は嫌な経験を記憶してしまっていることが多いようです。また様々なことに慣れていない犬はお手入れも抱っこも苦手に感じて逃げてしまうこともあります。ゆっくりと時間をかけて信頼関係を築きながら色んなことに慣れてもらいましょうね。