1.足元にいることに気がつかない
小型犬は、当然のことながら体が小さい犬です。体高が低いため、人間が普通に立っているときに足元に来られると気がつかないことがあるのです。
歩き出そうとしたらいつの間にか愛犬が足元にいて、つい踏みそうになってしまった…などということも珍しくありません。それを避けようとして、自分が転んで怪我をしてしまった飼い主さんもいます。
特に、キッチンで料理を作っているときやテレビに夢中になっているとき、立ったまま電話をしているときなど、何かに集中しているときには、小型犬が近くに寄ってきて気がつかないことがあります。そのようなときに突然足元に愛犬の体がぶつかると、驚いてしまいますよね。
2.家の中で見失う
当然のことですが、体が大きいほど存在感があり、意識しなくても目に入りやすいと思います。その反対に、体が小さな犬は死角に入って見えなくなることも多く、同じ室内にいても「あれ?どこにいるんだ?」と見失ってしまうことがあるようです。
また、室内のドアを開けた拍子などに、気がつかないうちにするっと出て行ってしまい、部屋から閉め出してしまうことも…。リビングにいると思ったらおらず、ほかの部屋を探しに行こうとドアを開けたら目の前で待っていた、なんてことも珍しくないようです。
家の中にいれば特に問題はありませんが、室内で愛犬の存在を意識していないと、ドアで挟んでしまったり、持っているものをぶつけてしまったりする恐れもあるので注意しましょう。
3.洋服やアクセサリーを買いすぎてしまう
ペットショップなどに行くと、犬用の洋服やアクセサリーといった服飾品が数多く売られています。キュートなものからスタイリッシュなもの、ユニークなものまでバリエーションが豊富なので、つい愛犬に着せてみたくなるという飼い主さんも多いと思います。
特に洋服やアクセサリーは小型犬向けのサイズが多く、種類が豊富なので、あれもこれもと手に取ってしまう人もいるでしょう。最近では、ペットショップ内に試着ブースがあり、楽しみながら洋服選びができるため、つい買いすぎてしまうこともあると思います。
また、小型犬の場合は、ペットショップやショッピングモールに連れて入ることができることが多いので、そうした影響もあって必要以上に買いすぎてしまうことも…。冷静になると「こんなドレスどこに来ていくの?」と思うようなことも、あるあるではないでしょうか。
また、可愛さが優先になって、犬にとっては重く邪魔に感じるようなアクセサリーや窮屈で動きにくい服などもあります。デザインだけでなく、愛犬の体にきちんと合っているか、負担にならないかということを考えて選ぶことも大切です。
4.怪我の心配が多い
体が小さく華奢な小型犬は、どうしても怪我をしやすいため、一緒に生活をしているとその心配が尽きないでしょう。
上記のように、飼い主さんが踏みつけてしまう心配もありますし、家の中ではソファやベッドなど高い場所からジャンプしたり、階段を昇り降りしたりすることで足腰に負担がかからないか気になることもあるでしょう。
特にトイプードルやチワワ、ポメラニアンのように足の関節が細く華奢な犬種は、膝関節を痛めやすい傾向があります。また、ミニチュア・ダックスフンドの場合は胴長の体型のため、段差で腰を痛めてヘルニアなどを発症することもめずらしくありません。
そのため、室内にいても、愛犬が怪我をしないか心配になって、気が休まらないという飼い主さんも多いのではないでしょうか。
また、散歩のときに他の犬とあいさつをしたり遊んだりするとき、ぶつかったり踏まれたりしないか心配になることもあると思います。思いっきり遊ばせたいのに、つい過保護になってしまうという人もいるでしょう。
まとめ
日本では小型犬の飼育が非常に多く見られます。小型犬は扱いやすく、洋服やグッズなども多くあるため、楽しく飼うことができるでしょう。
しかし、体が小さいことでのトラブルもあるので、日頃から事故や怪我に気をつけて、快適で安全に過ごせるように心がけてくださいね。