犬が伏せながら尻尾を振っている時の心理
1.お利口さんに待っているね♡
犬が伏せながら尻尾を振っている時、「お利口さんに待っているね♡」という気持ちでいます。
例えば、飼い主がごはんを用意している時、お散歩に行く準備をしている時、引き出しからおやつを取り出している時、伏せながら尻尾を振っていることがあります。嬉しくて興奮して騒いでしまう犬もいますが、伏せておとなしく待っていれば「よい事が起きる」ということを理解しているのだと思います。
叱られることもありませんし、おやつが1つから2つになることだってあるのではないでしょうか。「えらいね♡」「お利口さんだね♡」と褒められることも分かっていると思います。
しかし、期待する気持ちや興奮する気持ち、嬉しい気持ちを隠しきれない様子が尻尾の動きに表れているのですね。
2.興味はあるけどちょっと不安…
犬が伏せながら尻尾を振っている時、「興味はあるけどちょっと不安…」という気持ちでいます。
例えば、自宅に飼い主の知り合いが遊びに来た時、お散歩中に初対面の犬が近づいてきた時、伏せながら尻尾を振っていることがあります。自分に対して相手が有効的な態度であり、自分も相手に対して興味があります。しかし、慣れない相手や初対面の相手であることから不安な気持ちも隠せません。
伏せることで体勢を低くし、「私は攻撃しません」という気持ちや「私はあなたより弱い立場です」という気持ちを表現しているのだと思います。
低い体勢には不安な気持ち、尻尾を振っている仕草には興味のある気持ちが表れているのでしょう。
3.不安や緊張から警戒しているぞ!
犬が伏せながら尻尾を振っている時、「不安や緊張から警戒しているぞ!」という気持ちでいます。
尻尾の動きに注目してみてください。尻尾を下げて小刻みに振っているのではないでしょうか。警戒している時の尻尾の振り方です。相手が自分よりも体の大きな存在であったり、威圧的な雰囲気であったりするため、まだ何もしていないうちから「降参します!」と言っているのではないかと思います。
私はあなたには勝てないので攻撃しませんし、だからあなたも私に攻撃しないでください、というような気持ちなのでしょう。
無理に犬に近づいたり触れたりしてはいけません。犬をより不安にさせますし、警戒心を強めます。身の危険を感じれば攻撃しないとも限りません。
4.ここで待っているね♡
犬が伏せながら尻尾を振っている時、「あなたの方から来てくれるのをここで待っているね♡」という気持ちでいます。
伏せて体勢を低くしているのは、相手に不安や緊張や恐怖心を与えないためです。尻尾を振っているのは友好的な気持ちを伝えるためですが、尻尾を高く上げ、ゆったりと大きく振っていることがあります。そして、表情は穏やかで微笑んでいるように見えます。
大きな犬が小さな犬を見つけた時、「こっちにおいでよ♡一緒に遊ぼう!」と誘いたい時に伏せながら尻尾を振っていることがよくあります。
逆に小さな犬が大きな犬を遊びに誘いたくて伏せながら尻尾を振っている姿には誰もがキュン♡としてしまうのではないでしょうか。立っていても伏せていても小さいけれど、相手の犬への気遣いができる優しい性格なのだと思います。
まとめ
犬が伏せながら尻尾を振っている時の心理を4つ解説しました。
- お利口さんに待っているね♡
- 興味はあるけどちょっと不安…
- 不安や緊張から警戒しているぞ!
- ここで待っているね♡
伏せていることや尻尾を振っていることだけではなく、目線・耳の動き・口元の動き・息遣いなども合わせて見極めると、より犬の心理を理解することができると思います。