犬が飼い主に苦手意識をも持ってしまうこともあります
犬は皆、飼い主のことが大好き。そう信じたいところですが、残念ながらそうとは限りません。飼い主さんに対して苦手意識を持ってしまうこともあります。
犬が飼い主さんに苦手意識を持つのは、飼い主さんがNG行為をしてしまっているからです。ぜひこの機会に、犬が飼い主に苦手意識を持ってしまう『NG行為』をしていないか、チェックしてみましょう。
犬が飼い主に苦手意識を持ってしまう『NG行為』は?
1.大声を出す
犬は大きな音や声が苦手です。そのため地声や笑い声が大きい飼い主さんは、愛犬に苦手意識を持たれやすいので要注意です。愛犬に話しかけるときは声量に注意しながら、高すぎず低すぎずの落ち着いたトーンを心がけましょう。
また大声で叱るのも愛犬に恐怖心を与え、苦手意識を持たれてしまう可能性があります。大声を出さなくても「ダメ」と一言ビシッと言えば、きちんと伝わりますよ。
2.無理やりお手入れをする
愛犬の清潔と健康を維持するためには、ブラッシングや歯磨きといったお手入れが欠かせません。しかしお手入れが苦手な犬は少なくなく、飼い主さんは嫌がる愛犬を無理やり押さえ込んでお手入れをしてしまいがちです。飼い主さんが無理やりお手入れしてしまうのも、愛犬を思ってのことでしょう。
しかし愛犬にはそれが分からないため、無理やり嫌なことをしてくる飼い主さんに苦手意識を持ってしまうことがあります。愛犬との関係悪化に繋がったり、触られることすら嫌がるようになったりすることもあるので、無理やりお手入れをするのは絶対にNGです。
愛犬が苦手なお手入れは、おやつを与えながら少しずつ慣らし、嫌がる前にやめるのがコツです。爪切りや耳掃除、肛門腺絞りなど、獣医師やトリマーにお任せできるものはお任せするというのもありです。
3.しつこくする
飼い主さんに触られるのが好きな犬は多いですが、しつこく触られるのはさすがに不快です。しょっちゅうしつこくしていると、苦手意識を持たれてしまうかもしれません。愛犬が嫌がる素振りを見せたときは、しつこくしないようにしましょう。
また、犬にもそっとしておいてほしいときがあります。寝ているときやごはんを食べているときがそうです。愛犬の睡眠中や食事中にしつこくすると苦手意識を持たれるだけでなく、噛まれてしまう危険もあります。
4.香水や整髪料をたっぷりつける
嗅覚が優れている犬には苦手なにおいがいろいろありますが、香水や整髪料などの化学物質のにおいもそのひとつ。自然界にはない人工的なにおいが苦手なのです。
人間においても、いわゆる『香害』が問題になるくらい、香水や整髪料のにおいが苦手な人は多いです。
香害とは、香水や整髪料、柔軟剤などに含まれる合成香料(化学物質)のにおいによって不快感やさまざまな健康被害(頭痛やめまい、吐き気など)が生じることをいいます。人間でもそうなのですから、人間よりも嗅覚の優れている犬にはかなり不快でしょう。
そのため香水や整髪料をたっぷりつけて、そのにおいをプンプンさせている飼い主さんは、愛犬に苦手意識を持たれてしまう可能性ありです。愛犬だけでなく周りの人たちのことも考えて、香水や整髪料の使用は控えめにしましょう。
まとめ
今回は、犬が飼い主に苦手意識を持ってしまう『NG行為』を4つご紹介しました。愛犬にずっと好きでいてもらえるように、そしていい関係を築いていけるように、ご紹介したNG行為はやらないように注意しましょう。
もしすでにNG行為をしてしまっている飼い主さんは、このままでいくと愛犬に完全に嫌われてしまうかもしれません。愛犬のストレスも蓄積されていくので、早めに行動を改めることをお勧めします。