愛犬を台風や水害から守るための備え6選!
災害といっても火災や地震ばかりではなく、台風やゲリラ雷雨のような水害もあります。最近では洪水による大きな被害のために、避難を余儀なくされるケースも少なくはありません。
いざという時に愛犬を守ることができるのは飼い主さんのみです。とはいえ、犬を連れて避難をすることは現実的に厳しい面が多いです。過去の災害時でも、ペットとの同行避難でさまざまな問題が取り上げられています。
ここでは、そんな愛犬を台風や水害から守るための備え6選をまとめています。ぜひ万が一の時のために今からチェックしておきましょう。
1.キャリーバッグやケージ
被災時に避難所へ犬を連れて向かう際には、キャリーバッグやケージに入れて運ばなければなりません。災害から犬を逃さずに守る意味もありますが、ペットとの同行避難の条件にもなっているので必ず用意してください。
ただ、手持ちのタイプでは足場の悪い状況下においては不便です。おすすめは、リュックタイプのキャリーバッグです。これなら飼い主さんの両手が塞がることがありません。災害にも対応する便利なバッグが登場しているので、ぜひ探してみてください。
2.鑑札やマイクロチップ
災害時は何が起こるか予想できません。万が一犬が迷子になった時、犬と離れて避難をする時のために犬の情報である鑑札やマイクロチップの準備は忘れないようにしましょう。
マイクロチップについては、2022年6月1日から装着の義務化がスタートしました。所有者情報が登録される大切な情報源になるので、いざという時の備えになります。
3.犬のための防災グッズ
- フードや水
- お薬(持病がある場合は多めに)
- トイレシーツ
- タオル
- ゴミ袋
- フードボウルや水入れ
- ペット用ウェットティッシュ
- 愛犬の情報源(かかりつけ医や既往歴、ワクチン証明書のコピーなど)
- おもちゃ
いずれも最低5日分、できれば7日分を目安に備えておきます。水は飲料水のほかに、空いたペットボトルに水道水を入れて備えておくと、汚物の処理などに役立つのでおすすめです。
4.予備の首輪やリード
備えておくと役立つのが予備の首輪やリードです。災害時に見失ってしまったり、避難先で必要になったりする可能性を想定して用意しておきましょう。
5.避難マップ
万が一の時に自分がどのような道のりで避難をするのかを、事前に避難マップで確認してください。避難訓練がてら、実際に犬と歩いてみてください。災害時におけるペットとの同行避難については、各自治体でアナウンスされています。
もしわからない場合は早めに確認を行い、マニュアルやルールの内容をチェックしましょう。一般の人と同じ避難先である場合は、細やかな配慮が求められます。動物が苦手な人やアレルギーのある人もいますので、あらゆる場面を想定しながら最善策を練っておくことが大切です。
6.万が一の際の預け先の確保
自治体によって、ペット同伴の避難がNGの場合もあります。
また、飼い主さんの身に危険が及ぶ可能性もあるため、本当に困った時に頼ることができる預け先を必ず確保しておいてください。
7.基本的なしつけ
実際に災害に直面した時に大きな意味を持つのが愛犬のしつけです。静止するための「待て」と呼び出すための「おいで」の2つは、愛犬を守るために必要なしつけです。
これ以外にも、ケージに入れるようにする、家の中でトイレをする、散歩の時間はバラバラにする、フードの好き嫌いを無くしておくなどのしつけも行っておきましょう。避難所や知人に犬を預けられるようにしつけておけば、飼い主さんも犬自身もパニックになりにくいです。
8.犬の健康管理
愛犬を守るために飼い主さんができることは、犬の健康管理です。毎日のボディチェックや、定期的な健康診断は忘れずに行っておきましょう。
持病がある場合は服用薬の確保を行います。予防接種なども後回しにせず、早めに済ませておきましょう。
犬との避難方法と注意点
実際に災害が起きると、突然の出来事にどんな人でもパニックを起こしそうになります。まずは落ち着いて、飼い主さん自身の安全を確保してください。
台風のような水害時は、川の氾濫や道路の冠水によって車での移動が難しいケースが多いです。暴風雨の中を犬を連れて歩くのはとても大変になるので、台風が発生した際には早めの避難が求められます。
ペットとの同行避難は自治体のルールに従います。自宅避難をする場合は、犬がストレスを溜めないように家の中で体を動かす時間を作りましょう。
そんな状況でも困らないためにも、水や食料などの確保を行い、基本的なしつけを行っておくことが大切です。
まとめ
いつ起こるかわからないのが災害の怖さです。台風や洪水などの水害は、早めに行動を取ることが結果的に愛犬の身を守ることになります。
ペットとの同伴避難は十分な対応を得られない場面があるため、あらゆる可能性を想定しておくといいですね。愛犬を守るためにぜひ今から備えておきましょう。