愛犬が狂ったように走る…どんな気持ちなの?
愛犬が突然狂ったように猛ダッシュする姿は、犬の本能を見ているようで可愛らしくもあり、そしてどこか心配にもなりますよね。なぜ犬は突然狂ったように走り出すのでしょうか。ここでは考えられる心理を4つご紹介します。
1.運動不足によりエネルギーを発散させようとしている
そもそも運動量が足りていない場合は、有り余ったエネルギーを発散させられていないため、突然猛ダッシュすることでエネルギーを発散させようとすることがあります。
犬は犬種の特性や体格、年齢によって適切な運動量が異なります。その時点での愛犬にとって十分な運動をさせてあげていなければ、運動不足によるストレスを溜め込んでいる可能性もあるでしょう。
運動不足はストレスを溜め込んだり、肥満の原因になったりとさまざまな悪影響を及ぼします。毎日愛犬に合った運動をさせてあげてください。
2.何かに刺激を受けて興奮状態に陥っている
興味のある音を聞いたり、好奇心をそそられるような匂いを嗅いだり、飼い主と遊んでいたりすると、時折犬が興奮状態に陥ることがあります。
このように何かに刺激を受けたことで興奮状態に陥っている場合、その興奮によって生じたエネルギーを発散させるため、全力で猛ダッシュし始める犬も多いです。
あまりにも気分が高まってしまったことで興奮し走り出す犬もいますが、中には警戒心が強まることで興奮状態に陥る犬もいます。危険性も孕んでいるため、飼い主は十分注意して見守ってあげましょう。
3.さまざまな刺激により混乱やイライラしている
自分の気持ちとさまざまな刺激を受けたことにより、犬自身がどう対処すればいいかわからない、自分の気持ちを整理できないと感じた場合、混乱したりイライラしてしまったりすることもあります。
すると、そんな気持ちを紛らわすために「どうすればいいんだ!」「無性にイライラする!」と突然狂ったように走り出す犬もいるのです。
人間もさまざまな葛藤によってストレスが溜まり、大声を出したくなったり体を揺すってしまったりする人はいます。犬も同じような状況に陥ることがあり、それを狂ったように走ることで解消しようとしているのです。
4.嫌なことを我慢した後に解放感を覚えている
犬は動物の中でも比較的忍耐強い動物です。しかし、苦手なことや嫌なことを我慢した後、開放感からつい狂ったように走り出してしまう犬もいます。
例えば、お風呂が苦手な犬がお風呂から上がった後、歯磨きが苦手な犬が歯磨きしてもらった後などに見られることが多いです。
愛犬が狂ったように走る時に注意すべきポイントは?
犬が走ることは珍しくありませんが、あまりに狂ったように走り出すことが多い場合は、興奮のあまり攻撃性が強く出ないように注意したり、転倒して怪我をしないよう注意してあげる必要があります。
もしも気を紛らわすために走っている場合は、愛犬が興味を持ちそうな別のもので誘い、別の方法で気を紛らわせてあげましょう。
日常的に狂ったように走り出すことがある場合は、運動量が足りていない可能性が高いです。散歩量を増やしてみたり、室内でも体を動かして遊べる遊びを取り入れたりしましょう。時にはドッグランに連れて行ってあげることで、運動不足を解消することもできます。
まとめ
いかがでしたか。犬が狂ったように走る時は興奮状態に陥っていたり、ストレスを紛らわせようとしていたりすることが多いです。
狂ったように走っていると時には危険に遭遇することもあるので、普段からストレスを解消してあげたり、興奮状態に陥った時の対処法を考えてあげましょう。