1.動物病院
犬が行きたがらない場所として、真っ先に思い浮かぶのは「動物病院」ではないでしょうか?
動物病院では、待合室で震えていたり、帰ろうとする犬の姿をよく見かけます。治療のためとはいえ、痛いことや怖いことをされたことを犬は覚えています。入院した経験があれば、(また置いていかれちゃう!)と不安にもなるでしょう。
来院するのが初めてでも、犬は他の犬の雰囲気や匂いなどで(なんとなくここは怖いぞ?)と敏感に反応します。
しかし、いくら犬が怖がっても動物病院に行かないわけにはいきません。犬が震えていたら、優しく声をかけて落ち着かせましょう。病院が終わったら、「頑張ったね」と褒めてご褒美をあげるのも良いですね。
嫌がるワンちゃんの気持ちを、理解してあげることが大切です。
2.高い場所
犬は「高い場所」が苦手、というのはご存知ですか?
猫と違って、犬は高いところに登るのは苦手です。ソファーなどは平気でも、それ以上の高さになると、ほとんどの犬は恐怖を感じます。階段を下りるのを怖がる犬も多いでしょう。
動物病院の診察台や、トリマーが使うトリミング台に高さがあるのはこれが理由です。もちろん作業がしやすいというのもありますが、犬を高いところに乗せると、大人しくなる習性を利用しているのです。
それくらい犬は高いところが苦手だということを、飼い主であれば知っておきましょう。
3.花火大会など大きな音がする場所
犬は、「大きな音がする場所」も苦手としています。
たとえば
- 花火大会
- 工事現場
- イベント会場
このような場所では、優れた聴覚を持つ犬は落ち着くことができません。人間が賑やかだと感じる場所は、犬からするとうるさく感じている可能性があるのです。
人間にとっては楽しい場所でも、犬にとっては怖いだけかもしれません。時には音に驚いて、飼い主を振り切って逃げだしてしまうでしょう。実際に、花火大会がある日には、犬が脱走する事故が多く発生しています。
お出かけの際は、一緒に行って楽しめる場所かどうか、行く前によく調べてあげてください。騒がしそうなイベントに行く時には、犬はお留守番させた方が良いでしょう。
工事現場で怖い思いをし、犬が散歩自体を拒否してしまうこともあります。工事現場が散歩ルートにある場合は、素早く通りすぎるか、ルートを変更するほうが安心です。
まとめ
犬が行きたがらない『嫌いな場所』3選を、苦手な理由と一緒に解説しました。
まとめると
- 動物病院
- 高い場所
- 大きな音がする場所
このような場所には、ほとんどの犬は行きたがりません。高い場所や、大きな音がする場所は、飼い主が回避しましょう。
ご紹介した場所以外でも、犬にとって嫌な思い出がある場所は、行くのを嫌がります。あまり嫌がる場合には、無理をせずにその場を離れてあげてください。
動物病院だけは、どれだけ犬が嫌がっても行かなくてはいけません。上手くなだめながら、愛犬には頑張ってもらいましょう。
お出かけをする時には、連れて行った犬がどう感じるかを行く前に考えてあげてくださいね。