犬が飼い主を横目で見ている時の3つの心理
1.飼い主の行動を伺っている
犬が飼い主を横目で見ている時、犬は飼い主の行動を伺っています。
例えば(そろそろご飯くれないかな?)(「お散歩」って言ってくれないかな?)と、飼い主に何かを期待している時などです。「おねだりするほどではないけど、して欲しいことがある」という弱い欲求がある時に横目で見がちなようです。
他にも、飼い主が外出しないのか伺ったり、叱られた後に(もう怒ってないかな?)と、機嫌を伺ったりもします。
犬に横目で見られていたら、何を伺っているのか予想してみると面白いかもしれません。
ただし、犬が横目で見てくるたびに欲求に応ていると、犬がワガママになってしまうので注意しましょう。
2.関わりたくないと思っている
「今日から筋トレを始めよう!」とリビングで筋トレをしたら、愛犬に横目でジロリと見られた…。そんな経験はありませんか?
この時の犬の心理は(ご主人が変なこと始めたぞ……でも巻き込まれたくはないなぁ)というような感じでしょう。
飼い主が何かいつもとは違う行動をし始めた時に興味津々という場合、犬は近づいてきて観察したり、テンションがあがるようです。
横目で見てくるときには、(興味が無いわけではないけど、今は関わりたくない)という複雑な心境なのかもしれません。
3.ただ見ていただけ
犬が横目で見てくる時、人間は(なにか言いたいのかな?)と考えますよね。しかし、実は犬は何も考えておらず、なんとなく飼い主を見ていただけ、という場合も多いのです。
人間でも、ボーっと何かを見つめるときがあるでしょう。犬も同じように、ただ意味もなく飼い主さんの方を見ていることがあります。それがたまたま横目になってしまったというだけなのです。
人間同士であれば、横目で見るという行為には何か意味がありそうですが、犬の場合深い意味はありません。愛犬に横目で見られても、気にしないことです。
犬が目をそらしてくる理由
「犬が横目で見てきたので、見つめ返したら目をそらされた!どうして?」
そんな疑問を持つ多くの飼い主さんに、犬が目をそらしてくる理由もご紹介しましょう。
敵意が無いことを伝えている
犬にとって目を合わせる行為は、相手に敵意があるという意思の表れです。逆に、目をそらすことは、相手に「敵意がない」「友好的だ」という気持ちを伝えることになります。
犬に目をそらされると、ショックに感じる人もいるかもしれません。しかしそれは、犬からあなたへの「敵意はないよ」というメッセージなのです。
自分を落ち着かせようとしている
犬が相手から目をそらすときは、自分自身を落ち着かせようとしている場合もあります。
ご飯を期待している時に飼い主さんと目が合い、思わず興奮しそうになる自分を抑えているのです。しつけができている犬ほど、このような傾向が見られます。
特に理由はない
犬に目をそらされると、飼い主は「どうして?」と思ってしまいますが、犬には特に理由はないかもしれません。
ボーっと飼い主さんを横目で見ていたら、飼い主が目を合わせてきたので、なんとなくそらした。ただそれだけのことです。きっと深い意味はないのでしょう。
犬は人間とコミュニケーションを取るのが得意ですが、ひとりでぼんやり過ごしたいときも、きっとあるはずです。愛犬に横目で見られた上に目をそらされても、気にしない方が良いでしょう。
まとめ
犬が飼い主を横目で見る3つの心理と、目をそらしてくる理由を解説しました。
犬が横目で見てきたり、目をそらしたりするからといって、飼い主を馬鹿にしている訳ではありません。
犬の視線には、なにか意味があるときと、特に意味がない場合があります。犬の習性を理解し、どんな気持ちなのか推測することが大切です。
愛犬としっかり向き合って暮らしていれば、なんとなくどちらの視線なのか、わかってくるはずですよ。