犬が「今は離れたい」と言っている時の仕草や態度
1.ケージやクレートから出てこない
犬がケージやクレートから出てこないのは、「今は離れたい」と言っている時の仕草や態度です。
ケージやクレートは、その犬だけに与えられた専用スペースです。そこから出てこないということは、飼い主から離れて過ごしたいということです。逆に、ソファーで一緒にくつろいでいる時は、「今は一緒にいたい」と言っていますよね。
「今は離れたい」という時は、飼い主が立ち入れないケージやクレートに引き籠ることがありますので、しばらく放っておいてあげるとよいと思います。
2.呼びかけを無視する
犬が飼い主の呼びかけを無視するのは、「今は離れたい」と言っている時の仕草や態度です。
普段は喜んで来てくれるはずの「〇〇ちゃん」にも「おやつ食べる?」にも反応しないことがあります。完全無視です。「おやつ食べる?」の呼びかけも無視するのですから、よほど離れたい事情があるのだと思います。
- トリミングの後で疲れ切っている
- おやつを食べたい欲よりも眠気の方が勝っている
- ひどく叱られた後だから
- お腹いっぱいで食べたくないから
大体このようなことが理由なのではないでしょうか。
3.唸り声をあげる
犬が唸り声をあげるのは、「今は離れたい」と言っている時の仕草や態度です。
犬が飼い主から離れている時、無理に構おうとしたり触ろうとしたりすると、唸り声をあげて抵抗することがあります。そんな時は放っておいてあげるのが正解です。今は離れたいというだけではなく、構われたくもないのです。
愛犬が飼い主に唸り声をあげるって相当なことですよね。それほど「今は離れたい」という気分なのでしょう。
4.逃げ回る
犬が飼い主から逃げ回るのは、「今は離れたい」と言っている時の仕草や態度です。
抱っこしようとすると逃げます。ソファーでくつろいでいる犬の隣に座ると、そっと立ち上がっていなくなります。しつこく声をかけ続けていると、部屋から出て行ってしまいます。
飼い主のあまりのしつこさに同じ空間にもいたくなくなってしまったのかもしれません。おそらく、自立心や独立心の強い性格の犬なのでしょう。
5.おかしな場所に隠れる
犬がおかしな場所に隠れるのは、「今は離れたい」と言っている時の仕草や態度です。
- 玄関のシューズボックスの下
- カーテンの裏
- 狭い家具の裏
- 狭い家具の下
- クローゼットの中
どうしてそんなところに!?ということがありますよね。もしかすると、犬は見つかるなんて思っていなかったのかもしれません。こんな時は無理やり出そうとせず、気が済むまで休ませてあげてはいかがでしょうか。抜け毛が…と心配されるクローゼットは開けっ放しにしないようにしましょう。
換気のために開けっ放しにしておきたい時は、ペットガードやペットフェンスが役立ちます。
6.ワンモナイトになる
犬がワンモナイトになるのは、「今は離れたい」と言っている時の仕草や態度です。
みなさん、「ワンモナイト」はご存じでしょうか。犬が体をキュッと縮めるように丸くなって眠る姿のことを言います。猫の場合は「ニャンモナイト」と呼ばれていますよね。ケージやクレートに入ってワンモナイトしている時は、究極の「今は離れたい」サインです。ぐっすり眠りたい時、しっかり体を休めたい時なのだと思います。
犬がワンモナイトになるのは習性のひとつでもあります。野生だった頃、身を守るために巣穴に体を丸めて暮らしていたためです。
- 体温を維持する
- 内臓を守る
このような目的もあるんです。
まとめ
犬が「今は離れたい」と言っている時の仕草や態度を6つ解説しました。
- ケージやクレートから出てこない
- 呼びかけを無視する
- 唸り声をあげる
- 逃げ回る
- おかしな場所に隠れる
- ワンモナイトになる
お留守番の時間がほとんどない犬は、1日の中で「今は離れたい」という仕草や態度を見せることがよくあるのではないでしょうか。
お留守番の時間が長い犬には、もしかするとあまり見られないかもしれません。ひとりの時間をたっぷり持っているからなのでしょうね。