愛犬が懐かなくなってしまうダメ行動
1.都合のいい時だけお世話をする
自分の都合のいい時だけお世話をするのは、愛犬が懐かなくなってしまうダメ行動です。
お世話をする機会が少ない場合、犬もその人と、どのように接したらいいのか分からないままです。何だかぎこちない関係になってしまうことがあります。例えば、朝早く家を出て、夜遅くに帰宅するという方もいらっしゃると思います。(お世話をする時間がないんだよな…)と思ってしまいますよね。
そんな方におすすめなのが朝と夜のお散歩です。10分程度で構いません。愛犬のお散歩することを毎日の日課にしてみてください。運動を目的とするのではなく、愛犬と飼い主とのスキンシップやコミュニケーションをすることを目的としてお散歩すると懐いてくれやすくなると思います。
時間の確保が難しく、10分程度では愛犬が運動不足になってしまう…。そんな時は、本格的なお散歩を他の家族に頼んでくださいね。
2.大きな声を出す
犬の前で大きな声を出すのは、愛犬が懐かなくなってしまうダメ行動です。
基本的に犬は大きな声や物音が苦手です。恐ろしく感じたり、危険を感じたりすることがあるんです。急に大きな声を出されたら誰だって驚いて警戒しますよね。もともと話し声が大きい方もいらっしゃると思いますが、犬がなかなか懐いてくれないことがあります。
一緒に遊んでいる時などテンションが上がると声も大きくなってしまうかと思いますが、普段は優しく穏やかな雰囲気で話しかけるようにしてみてください。
3.音や物を使って脅して叱る
犬が悪いことをした時、音や物を使って脅して叱るのは、愛犬が懐かなくなってしまうダメ行動です。
「やめなさいっ!」と、物を振り上げて叱ったことはありませんか?「うるさいっ!」と、床に物を叩きつけて大きな音を立てたことはありませんか?犬は驚いて、悪いことをやめてくれますが、ほんの一時的な効果です。また悪い行動をしてしまいます。そして、懐かないだけではなく、その人を恐れて避けるようになります。その人を見るだけで怯えてしまうようになります。
感情的になって犬を叱ると絶対に懐かなくなってしまうのでやめましょう。犬が悪い行動をした時こそ冷静になって対応するべきです。
4.犬の要求に全て応える
犬がおねだりしてきた時、その要求に全て応えるのは、愛犬が懐かなくなってしまうダメ行動です。
- おやつが食べたい!と要求されるだけ与えてしまう
- 今すぐお散歩に行こう!と要求されたら予定外でも行ってしまう
- 仕事や家事をしている時でも遊ぼう!と誘われたらおもちゃを使って遊んでしまう
「自分のところにばかり来るんです♡」という方もいらっしゃいますが、それは本当に懐いているからでしょうか。何でもすぐに望みを叶えてくれる都合のいい人だからなのではないでしょうか。
自分よりも下の人間だ、と見下されてしまう可能性のある行動でもありますのでご注意ください。
まとめ
愛犬が懐かなくなってしまうダメ行動を4つ解説しました。
- 都合のいい時だけお世話をする
- 大きな声を出す
- 音や物を使って脅して叱る
- 犬の要求に全て応える
ダメ行動をしていないのにあまり懐いてくれていない気がする。そんな時は愛犬からの愛情表現をまだ受け取れていないのかもしれません。独立心や自立心が高い性格の犬やクールであまり自己表現をしない犬の場合、懐いているサインが分かりにくいことがあります。
どんなサインかは犬それぞれに違いますが、必ず愛犬はあなたに「大好き♡」のサインを送っています。見逃してしまわないようによく観察してみてください。
なかなか懐いてくれない時は、スキンシップやコミュニケーションとしてブラッシングもおすすめします。