犬がソファの上に乗る時に考えられる心理5つ
愛犬がよくソファの上で休んでいる姿を見かける飼い主さんは多いと思います。高い場所であるソファにわざわざ上りたがる犬たちは、いったいどのような気持ちなのでしょうか。ここでは、犬がソファの上に乗る時に考えられる心理を紹介します。
1.ふかふかしていて気持ちいいから
単純に、床よりもソファの上の方がふかふかしていて居心地が良いという理由から、ソファの上に行き休んでいる犬は多いでしょう。
まるでベッドのような寝心地のソファの上の方が休みやすく、尚且つクッションなどが置いてあるご家庭も多いので、ちょうど犬の枕になるものが置いてある、という点もポイントです。
2.飼い主さんが座っているから隣にいたい
飼い主さんがソファに座って寛ぐことが多い場合、飼い主さんがソファに座っているから、自分も隣に、とソファの上に乗る犬も多くいます。
犬は飼い主と一緒にいることで安心感を覚えたり、寂しさを紛らわしたりしています。特に甘えん坊な性格の犬の場合は、少しでも飼い主さんと一緒にいたいという思いから、ソファの上に乗ることが多いです。
3.飼い主の匂いが染みついているから安心する
飼い主が普段からソファを使用している場合は、飼い主の匂いがソファに染み付いていることが理由として考えられます。飼い主が忙しくかまってもらえない時、あるいはお留守番中に寂しさを紛らわせるためにソファの上に乗り、時間を過ごしているのでしょう。
犬がお留守番中に飼い主の匂いが染みついた衣服を集めているという話も多いですが、こちらも同じような理由です。
4.床よりソファの方が暖かいから
寒い時期であれば、床よりもソファの方が寒さを感じないため、ソファの上に乗って過ごすことを好む犬も多いです。
このような理由でソファの上に乗っている場合、暑い時期になるとソファの上ではなく、床にベタッと体をくっつけるようにして休んでいる姿を見せるようになります。
5.少しでも高い方が部屋全体を見渡せるから
元々犬は群れで行動し、仲間を守るために高台から敵襲がないか確認していたと考えられています。その習性が今も残っており、高い場所にいることで敵が来ていないか確認し、安心しているという説もあります。
また、少しでも高い位置から部屋を見渡すことで家族全員の行動が把握できるといったメリットもあり、犬にとって「安心できる場所」となっていることも多いようです。
犬がソファの上に乗る時に注意すべきことは？
「犬がソファの上に乗ると自分が偉いと勘違いしてしまう」という話が昔はありましたが、最新の研究ではそのような根拠はなく迷信と考えられています。
ただし、犬がソファの上に乗ることを好んでいる場合、ソファからの落下や足腰への負担には注意が必要です。
そもそも犬の体は、高いところへ登ったり低い場所へ飛び降りたりする行動に適した構造ではないと言われています。そのため、高低差のある場所への移動は、少なからず足腰に負担をかけてしまいます。
また、ソファほどの高低差であっても寝返りを打った際に落下してしまえば、落ちた時の衝撃や打ちどころによっては、打撲や骨折といったリスクも考えられます。
最近では足腰に負担をかけずソファに上り下りできるよう、『ペットステップ』や『ペットスロープ』が販売されています。こうしたアイテムを利用して、少しでも愛犬に降り掛かるリスクを軽減してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬がソファの上に乗る理由はソファの上の居心地が良いと感じていたり、飼い主の存在を感じたいという心理からです。ただし、ソファの上で過ごすことを好んでいる際は、足腰への負担や落下のリスクに注意した環境整備も忘れないようにしましょう。
