犬がしっぽをブンブン振り回している時の心理
犬がしっぽを振り回しているとき、意外といろんなことを考えているようです。
明るい気持ちばかりでもないようなので、ぜひ確認しておきましょう。
1.やっと運動ができる!
お散歩に行く時、やっと運動ができる!と嬉しくなって、しっぽをブンブン振り回すことがあります。
朝のお散歩の時よりも夕方や夜のお散歩の時の方が、テンポよくブンブンと振り回すのではないでしょうか。ぜひ見比べてみてください。
寝起きよりも、夕方や夜の方が脳も体も活動するための準備が整っていますよね。何よりお留守番中の退屈から解放された後のお散歩は、肉体的にも精神的にも運動をすることでストレスが発散される時です。
犬がしっぽをブンブン振り回すのは、あまりの嬉しさからなのではないでしょうか。
2.大好きなおやつだ!
おやつをもらう時のしっぽの振り方にも注目してみてください。犬がおやつをもらう時、大好きなおやつだ!と分かって、しっぽをブンブン振り回すことがあります。
おやつの種類によって、しっぽの振り回し方が全然違うんです。あまり好きではないおやつの時は、しっぽもテンションも下がり気味になりますよね。
しっぽをブンブン振り回すほど大好きなおやつの時は興奮しやすいですし、走り回ったり飛び跳ねたりして、飼い主をヒヤヒヤさせることもあるのではないでしょうか。
犬がしっぽをブンブン振り回すのは、そのおやつが一番好きなおやつであるというサインでもあると思います。
3.飼い主が帰ってきて嬉しい♡
飼い主が帰ってきた時、千切れんばかりにしっぽをブンブンと振り回すことがありますよね。嬉しくて気持ちが高ぶってしまっているのだと思います。
我が家の統計なのですが、家を出てから帰るまでの時間が最も短かった家族と最も長かった家族とでは、しっぽのブンブン具合が違うんです。
やはり会えない時間が長かった分、嬉しさや興奮する気持ちの度合いが違うのでしょうか。例えば、コンビニやスーパーで買い物をして帰った程度では、しっぽの動きも穏やかですよね。
犬がしっぽをブンブン振り回すのは、「どれだけの時間を会えずに過ごしたか」を表しているのかもしれません。
4.私に近づかないで…
犬がしっぽをブンブン振り回すのには、警戒心や恐怖心が入り混じっていることがあります。
(私に近づかないで…)という気持ちを相手に伝えようとして、しっぽをブンブン振り回すのです。早いスピードではなく、わりと穏やかです。
警告しているにも関わらず相手が近づいて来ようとしている時には、だんだんとしっぽを振り回すスピードが速くなることがあります。
犬同士の場合、相手がスッと目を逸らすようにして、その場を去ってくれることがよくあります。一方で、相手が人である場合には犬からのサインに気づくことができず、近づいて唸られたり吠えられたりすることもありますよね。
しっぽを振っているから喜んでいると勘違いしてしまうのではないでしょうか。同じブンブンでも振り方や犬の表情・仕草・態度からも気持ちを読み取る必要があると思います。
【対処法】
犬がしっぽをブンブン振り回している時、ネガティブな心理だと分かった時は、とにかく近づかないようにすることです。
ポジティブな気持ちでしっぽをブンブン振り回しているのであれば、犬が自分から近づいてきてスキンシップやコミュニケーションを求めるはずです。
まとめ
犬がしっぽをブンブン振り回している時の心理を4つ解説しました。
- やっと運動ができる!
- 大好きなおやつだ!
- 飼い主が帰ってきて嬉しい♡
- 私に近づかないで…
犬のしっぽの振り方によって、その時の犬の気持ちを読み取ることができます。しっぽの位置が高い方がよりポジティブな気持ちです。低めの時はテンションも低めです。
しっぽが下がった状態でブンブン振り回している時は、不安・緊張・恐怖・警戒・警告などのネガティブな気持ちであることを知っておくと、犬とのコミュニケーションがしやすくなると思います。