犬にしてはいけないトウモロコシの与え方
芯ごと与える
犬にトウモロコシを与える時、芯ごと与えるのはNGです。
普段からあまり噛んで食べない犬は、喉に詰まらせてしまうことがあります。喉に詰まった芯を吐き出せなかったりすると大変危険です。
また、芯を飲み込んでしまったら消化できないので、腸に詰まらせてしまう可能性もあります。外科的な手術が必要になってしまうかもしれません。
食物アレルギーのある犬に与える
食物アレルギーのある犬にトウモロコシを与えるのはNG…とまでは言いませんが、慎重に与えるべきです。
トウモロコシによる食物アレルギーを引き起こす可能性性があり、もしもアレルギー反応を引き起こした場合に次のような症状が見られることがあります。
- 下痢を繰り返す
- 嘔吐を繰り返す
- 目が充血して赤い
- 異常に皮膚を痒がる
味つけがされたトウモロコシを与える
醤油やバターなどで味つけがされたトウモロコシを犬に与えるのはNGです。
塩分・脂質・糖質の摂りすぎなど、カロリーや栄養が過多になってしまうことがあります。
与える量が多かった時、軟便や下痢になってしまうこともあるかもしれません。
たくさん食べさせる
犬にトウモロコシをたくさん食べさせるのはNGです。
食物繊維が多く、消化不良を起こしやすい食べ物です。これは人間の場合ですが、トウモロコシ3本程度で1日の食物繊維の摂取目安量に達すると言われています。
食物繊維は犬にも必要な栄養素ですが、基本的にはドッグフード(総合栄養食)から1日の必要量を摂ることができています。トウモロコシを与えることによって摂りすぎてしまう可能性があります。
犬がトウモロコシを食べすぎると、便秘・軟便・下痢になりやすいです。とくに下痢になりやすく、何度も繰り返すことがあります。
トウモロコシを食べた後で下痢が続く時はすぐに病院で診てもらってください。
正しいトウモロコシの与え方
茹でる
犬にトウモロコシを与える時は、茹でるのがおすすめです。
鍋にトウモロコシが浸るくらいの水を入れ、沸騰したらトウモロコシを入れて10分くらい茹でます。
人間の場合は塩を加えた状態で茹でますが、愛犬と一緒に食べる時は、うっかり塩を入れてしまわないようにご注意ください。
芯から粒を取る
芯から粒を取り、そのままではもちろん、カリカリフードに混ぜてあげても喜んでくれると思います。
トウモロコシの先端をしっかり持ち、真ん中あたりから下に向かって包丁を入れます。そうすると、安全にキレイに粒が取れます。トウモロコシカッターなどの便利アイテムもおすすめです。
ペースト状にする
トウモロコシが消化されずにそのままうんちと一緒に出てきた、という話を聞いたことがあります。トウモロコシの粒の皮は消化しにくいので便とともに出ることが多いでしょう。
そういった経験がある犬へは、トウモロコシをペースト状にして与えてみてはいかがでしょうか。
ペースト状にしても軟便や下痢など体調不良がある場合には、体質的にトウモロコシが合わないのかもしれません。
犬にトウモロコシを与える時の適切量
犬に適切な量はどれくらいなのか。体の大きさにもよるでしょうし、トウモロコシを上手く消化することができるかどうかにもよると思います。
あくまでも目安ですが、10g程度にしておくとよいかと思います。カリカリフードのトッピング程度と考えてみてください。
まとめ
犬にしてはいけないトウモロコシの与え方を4つ解説しました。
- 芯ごと与える
- 食物アレルギーのある犬に与える
- 味つけがされたトウモロコシを与える
- たくさん食べさせる
トウモロコシはドッグフードのトッピングとして、またはおやつとして少量を与えるのがおすすめです。
旬の時期でなければあまり出回らない食材ですから、愛犬がお腹を壊してしまわない程度に一緒に味わって楽しんでみてくださいね♡