獣医師の場合
犬に関わる仕事の中でも給料や年収が高いのは、やはり獣医師なのではないでしょうか。
勤務年数や経験や実績によって大きく変動することはあるようですが、年収の平均は600万円くらいなのでは?と言われています。
例として、勤務年数が7年の獣医師の月給・年間賞与・年収の平均を調査してみました。
- 月給:42万円
- 年間賞与:82万円
- 年収:59万円
勤務医である場合、勤務先の規模によっても大きく変動し、年収700万円~1100万円の獣医師もいるようです。
動物看護師の場合
犬に関わる仕事の中でも比較的、給料や年収が高いのでは?とされているのが動物看護師です。そして、注目したいのは、令和4年5月1日に「愛玩動物看護師士法」が施行されたことです。令和4年11月6日には「第1回愛玩動物看護師国家試験予備試験」、令和5年2月19日には「第1回愛玩動物看護師国家試験」が実際される予定です。
これで動物看護師が国家資格になる!と今大注目なのです。なぜなら、これまでは無資格でも動物看護師として働くことができたためです。
国家資格化されることで、給料や年収の大幅なアップも期待されているのではないでしょうか。無資格の場合、動物看護師の年収の平均は280万円ほどだとされています。
トリマーの場合
トリマーの平均年収は250万円くらいです。年収が高い…とは言えませんが、技術・経験・勤務先の規模によっては高収入が目指せる犬に関わる仕事だとされています。
また、小さなトリミングサロンよりも大きなトリミングサロンの方が年収が高いのは想像できますよね。
さらに、トリミングサロンよりも動物病院で働くトリマーの方が年収が高いのではないか…ともイメージされます。小さな町の動物病院よりも、設備の整った大きな病院の方が年収が高くなると思います。
トリミングに来てくれる犬の数を見込めるのであれば、個人経営でトリマーとして働いた方が年収が高くなるかも…という声もあります。
また、トリミングサロンやペットショップ、ペットホテルなどのチェーン店で正社員として働く場合、年収だけではなく、ボーナスやその他の手当、福利厚生なども充実しているのではないでしょうか。
ドッグカフェの経営者の場合
犬と直接触れ合えることで人気のドッグカフェですが、遊びに行くだけではなく、働きたいという人も増えています。
実際には「犬が好き♡」という気持ちだけで働くことは難しく、「犬の適切なお世話ができる」「接客が得意」という人の方が向いているのだそうです。
アルバイトではなく、自分でドッグカフェを経営したいと考える場合、次のような資格や申請が必要です。
- 飲食店営業許可
- 食品衛生責任者
- 防火管理者
- 農林水産省への届出
- 第一種動物取扱業の登録
人気のドッグカフェの経営者の年収は400万円くらいとされていますが、そのほとんどが飲食代なのだそうです。
ドッグカフェの開業資金は1500万円!?とも言われていますが、ペットホテルやトリミングサロンを併設していることが多いようです。
まとめ
今回は、犬に関わる仕事の給料についてご紹介しましたが、いかがでしたか?犬と関わる仕事は、犬好きの方なら「一度はやってみたい!」と考えるものですよね。
年収を調査してみて感じたのですが、犬に関わる仕事をされている方はきっと、年収よりもやりがいを感じて働いていらっしゃるように思えます。
いずれも命と向き合う仕事です。救ってあげられない時、守ってあげられない時、目の前で小さな命が消える時もあり、重い責任が問われる仕事だと思いますので、それなりの覚悟が必要なのではないでしょうか。