犬が居心地が悪いと感じやすい場所
1.香りが充満している場所
香りが充満している部屋は、犬が居心地が悪いと感じやすい場所です。
- 香水
- 芳香剤
- 消臭剤(香付き)
- アロマキャンドル
- アロマオイル
お家の中によくある「香り」といえば、このようなものでしょうか。香水は飼い主が身に着けていることがありますね。
訪問する人へのマナーとして、室内が犬臭くないようにと、芳香剤や香付きの消臭剤も置きがちですよね。飼い主にとってはリラックスアイテムであるアロマの香りもあるのではないでしょうか。
実はどれも犬が好まない香りです。香りが充満した場所は居心地が悪く、落ち着いて過ごすことができなくなってしまいます。
空気をキレイにしたいのであれば、空気清浄機を使用するのがよいと思います。もしくは、ペット用の芳香剤や消臭剤を置く方法もあります。犬の居心地を悪くしない優しい香りがします。
2.極端に暑いまたは寒い場所
夏場や冬場の極端に暑いまたは寒い場所は、犬が居心地が悪いと感じやすい場所です。
よくご存じかもしれませんが、犬にとって快適な温度は18℃~22℃くらい、湿度は40%~60%くらいとされています。犬種・年齢・健康状態などによって異なりますので、愛犬に適切な温度と湿度を見極める必要があります。
とくに犬が居心地が悪いと感じやすい場所は、高温で多湿な室内です。激しくパンティングをしたり、頻繁に水を飲んだり、おしっこの回数が増えたりすることがあります。くつろいだり眠ったりしているように見えても、寝返りばかり打つこともあります。暑くて落ち着いていられないのです。
寒い時は、体をキュッと丸めてうずくまったまま動こうとしないことがあります。体温の維持と保温が目的です。体温が下がることを恐れているんです。体温の低下は命にも関わることを本能として分かっているからです。
3.騒がしい場所
騒がしい場所は、犬が居心地が悪いと感じやすい場所です。
- 複合型の大型商業施設
- 夏祭り
- 観光地
愛犬とお出かけや旅行をする時は、このような場所を避けた方が犬は喜びます。犬も楽しめますし、落ち着いて過ごすことができ、怪我や病気やトラブルも起きにくいです。
騒がしい場所では犬は一時も落ち着いていられません。ソワソワと落ち着きがなくなったり、吠えたり、緊張から粗相をしてしまうことがあります。
大人しくできる犬もいますが、あまりの緊張とストレスに耐えているだけである可能性もあります。自宅に戻った時、食欲がなかったり、すぐに寝てしまったり、疲れた様子があるのではないでしょうか。
4.明るすぎる場所
明るすぎる場所は、犬が居心地が悪いと感じやすい場所です。
犬は狭くて薄暗い場所が好き♡と聞いたことがありますよね?くつろぐ時・体を休める時・眠る時は、静かで狭く薄暗い場所を好む傾向にあります。
昼間はカーテンを開け、自然光で過ごすと犬はリラックスできます。夜は電気を点けますが、犬がくつろぐ場所やケージのある場所は光が少ない方が居心地がよく感じます。
ケージやクレートを布やブランケットで覆って薄暗くしている、という飼い主もいらっしゃるのではないでしょうか。
飼い主が夜更かしをし、いつまでも室内が明るいままだと犬が居心地が悪いと感じやすいです。暗めの間接照明を利用したり、調光ができる照明器具に変えたりなど、明るすぎない対策をしてあげるとよいのではないでしょうか。
まとめ
今回は、犬が居心地が悪いと感じやすい場所を4つ解説しました。
- 香りが充満している場所
- 極端に暑いまたは寒い場所
- 騒がしい場所
- 明るすぎる場所
愛犬にもし眠くもないのにあくびばかりしたり、ため息ばかりついたり、居場所をころころ変えたがる様子が見受けられたら、(ここ、居心地が悪いんだよな…)と感じている可能性があります。その場合は速やかに環境を改善するか、他の場所へ移動させてあげることをおすすめします。