犬が飼い主と一緒にしたいこと
家庭で飼育されている犬にとって、飼い主は親でもあり仲間でもある、とても大切な相手です。もともと群れで生活していた犬は、仲間と一緒に過ごすことが何より好きで安心します。
では犬は、そのように大切な仲間である飼い主と一緒に、どのようなことをしたいと思っているのでしょうか。
1.常に一緒にいたい
犬が一番飼い主と一緒にしたいことといえば、まさにこれでしょう。
先述した通り、群れで生活していた動物でもある犬にとって飼い主や家族とは「常に一緒にいる」ものです。おはようからおやすみまで、いいえおやすみの間もずっと同じ空間にいることが大好きなんですね。
そのため食事の時間であってもトイレの間でも飼い主を常に視界に納めておきたいと、どこへ行くのもついて歩いてくる犬がいます。寝る時間も飼い主がベッドに行くまでは近くにいて、ベッドに行こうとすると先にベッドへもぐりこんで一緒に寝たがる犬も多いようです。
飼い主にとっては愛されている実感もあってとてもかわいいと思えるものですが、この状態が当たり前になりすぎると飼い主がちょっとでも視界からいなくなると不安症状に陥る「分離不安」になってしまう可能性も。
外出する際や寝るときなど、犬にとっても安心できるスペースにいてもらい待っていれば飼い主がすぐに帰ってくるという経験を積んでおくことも大切ですね。
2.一緒に遊びたい
犬は遊ぶことが大好きです。知能が高い生物ほど「遊び」は脳にとって大切な行為で、遊びを通じて学習をしたり相手とのコミュニケーションを深めたりしていきます。
おもちゃでの一人遊びも大好きですが、犬がボールやおもちゃをもって飼い主の前をうろうろしたりおもちゃを飼い主の前にぼとりと落として見せたりすることはありませんか?これは犬流の「一緒に遊ぼう」のサインです。特におもちゃをもって来ているときは「これで遊ぼう」と誘っているわけです。
お気に入りのおもちゃで遊びたいと伝えてきているときは、時間が許せばたっぷり遊んであげましょう。体を動かしたり、「モテ」「ハナセ」などのコマンドの練習をしてみたり、ときどき遊び方を変えることで犬たちの脳も活性化されます。
まとめ
犬たちは人と一緒にいることが大好きですが、それは飼い主と一緒にいることで「安心」を得られたり「楽しさ」を得られたりするからです。
犬たちを安心させるためには、飼い主の態度が常に安定していること、一貫していることが大切と言われています。また犬たちは飼い主が笑顔になることを喜びます。
犬たちと一緒に生活する際は、常に笑顔を意識してみると良いでしょう。