仕事内容や必要な資格は?『犬と関わる職業』6選
犬と関わる職業は数多くあります。どの職業も犬にとって、また人間にとっても重要な役割を持ちます。今回はそんな犬と関わる職業の中から、6つの職業を厳選してご紹介します。仕事内容や職業に就くために必要な資格を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.トリマー
犬を飼っている人にとって、とても身近な犬に関わる職業の1つに『トリマー』があります。トリマーとは、犬の毛を適切な長さにカットしたり、シャンプーや爪切りを行ったりと、主に犬の外見を整える職業です。
また、犬のシャンプーやブラッシング、トリミングをしながら皮膚の状態や毛の状態を観察し、必要に応じて飼い主さんに伝えるスキルも必要になります。
トリマーになるには、資格が必須というわけではありません。しかし、必要な技能を持っていることを証明しなければいけないため、日本国内にあるトリマーに関する資格を有している方が仕事に就きやすい傾向が高いです。
2.ドッグトレーナー
犬の基本的なしつけを行うドッグトレーナーは、実は「家庭犬訓練士」「ハンドラー」「警察犬訓練士」「盲導犬訓練士」の4種類があります。
家庭犬訓練士は、「待て」や「お座り」といった基本的な指示動作からトイレトレーニング、リーダーウォーキング、噛み癖や吠え癖の改善などを行います。
一方、ハンドラーは空港探知犬や麻薬探知犬として必要なトレーニングを、警察犬訓練士は警察犬や災害救助犬、麻薬探知犬などの行動なスキルが必要とされる使役犬の訓練を、そして盲導犬訓練士は、盲導犬として必要なスキルや性質を身につけさせるトレーニングを行います。
家庭犬訓練士の場合は、必ず資格が必要ではありません。しかし、一般的に「ドッグトレーナーライセンス」「CPDT」「愛玩動物飼養管理士」の3つの資格を取得していることが推奨されています。
3.ペットシッター
最近では、ペットシッターの仕事も増えてきています。ペットシッターでは、飼い主さんに依頼された時間内のペットのお世話を一通り行います。
主にごはんを与えたり水の交換、散歩、トイレの掃除などが求められますが、中にはドッグトレーナーの資格を取得し、預かり時間内でトレーニングを行うペットシッターさんも存在します。ペットシッターになるには、資格が絶対に必要ではありません。
しかし、「認定ペットシッター」や「ペットシッター士」「愛玩動物飼養管理士」「JKC愛犬飼育管理士」「家庭動物管理士」などの資格があるので、こうした資格を有しておくと仕事を始めてから大いに役に立つでしょう。
4.獣医師
犬を飼っている身として、定期健診やワクチン接種、体調不良時や怪我を負ってしまった時などにお世話になる動物病院。その動物病院で犬たちを診察し、適切な治療を施してくれるのが『獣医師』です。
獣医師になるには、国家資格が必要となるため、まずは獣医学部のある大学で6年間、獣医学に関する知識を学ぶ必要があります。基本的に大学内で国家資格を取得している獣医師さんが多いため、非常に難易度の高い職業となります。
5.動物看護師
動物看護師は、獣医師のサポートを行う職業です。仕事内容は、診察や治療の際に補助を行うこと、さらに処方する薬剤に関する業務、そして病院の窓口対応や事務作業などあらゆる業務があります。
動物看護師は、獣医師と同じく特別な資格が必要と思われることが多いですが、実は特別な資格は必要ありません。動物看護師の募集に採用されれば、「動物看護師」として働くことができるのです。
しかし、2019年より「愛玩動物看護師法」が成立したことで「愛玩動物看護師」という国家資格が出来ました。これに伴い、今後動物看護師の仕事に就くための条件が変更される可能性があります。
6.アニマルセラピスト
近年、アニマルセラピーという言葉を耳にするようになりました。老人保健施設や病院などで、犬と触れ合うことで人々を癒すお手伝いをするのが、アニマルセラピストです。
犬だけでなく、患者さんや老人施設の方々とも接するため、犬の知識や誘導はもちろん、人と接する上でのマナーやコミュニケーションスキルなども求められます。
アニマルセラピストになるためには、基本的に資格は必須ではありません。しかし、前述したようにさまざまな知識が必要となるため、「アニマルセラピスト認定資格」「セラピードッグトレーナー認定資格」などの資格を取得しておくと安心です。
まとめ
いかがでしたか。今回は、犬と関わる職業の中でも最近注目を集めている職業や身近な職業、代表的な職業を集めましたが、他にも数多く存在します。興味のある方は、ぜひご自身でさらに情報収集してみてください!