見かけることない？犬が『暇なとき』にする仕草や行動5選
犬は退屈なとき、人間と同じようにある特定の仕草や行動を見せることがあります。ここでは犬が『暇なとき』にする仕草や行動を紹介するので、このようなサインが見られたら、積極的にコミュニケーションをとりましょう。
1.あくびをする
犬にとってあくびはストレスサインの一種です。特に、退屈や不満を感じているときにあくびをすることが多く、暇であることを表していると言われています。
眠そうな様子を見せていないのに、なぜか何度もあくびをしているというときは、退屈を感じている可能性が高いので、遊びに誘ったり少し早めに散歩に行ってあげたりすると良いでしょう。
2.体を舐める
暇なとき、犬は体を舐めることがあります。ペロペロと何度も同じ場所を舐めてみたり、まるで毛繕いするように体を舐めたり掻いたりする行動は、「退屈」を意味していることが多いです。
体を舐めることで退屈によるストレスを紛らわせようとしていると考えられています。あまりに同じ場所を舐め続けていると、皮膚炎を発症する恐れもあるので、早めに退屈を紛らわせる方法を提案しましょう。
3.床を掘るような仕草を見せる
なぜか何もない床を何度も執拗に掘るような仕草を見せることはありませんか。「フローリングだから掘れないのに、何をしているの？」と不思議に思う飼い主さんも少なくないでしょう。
犬が床を掘るような仕草を見せているときも、退屈しのぎの意味合いが強いです。何もすることがないため、本能に従い行動することで、気を紛らわせようとしていると考えられます。
4.自分のしっぽを追いかけてみる
「床を掘る仕草を見せる」と同様の意味で、自分のしっぽをなぜか何度も追いかけ回し、くるくるとその場を回っている、という行動も挙げられます。
こちらも退屈さからストレスを感じ、何かをして気を紛らわせようと考えた結果、こうした行動に出ていると思われます。あまりにも長く行っている場合は『常同行動』というストレスサインに当たるため、早めに対処する必要があるでしょう。
5.部屋の中をうろうろと歩き回る
人間もあまりに暇なとき、つい部屋の中をうろうろと歩き回ってしまうという人がいます。犬も同じように、暇なときに「何か面白いことはないかな」と部屋の中を意味もなくうろうろと歩き回ることがあります。
多くの場合、飼い主の側に行ってアピールしてみたり、うろうろと部屋を歩き回った後、元の場所に戻り不満そうに休んだりといった様子が見られます。
退屈はストレス原因にも…遊びに工夫を！
多くの犬は1日中家にいることが多いので、退屈が大きなストレスに感じています。ストレスは健康寿命を縮めたり、幸福度を下げたり、高齢に差し掛かると認知症の原因にもなると言われているので危険です。
少しでも退屈によるストレスを緩和させてあげるために、室内での遊びに誘ったり、遊びの中にいつもとは少し違った工夫を取り入れてみたりすると良いでしょう。
例えば、嗅覚を使っておやつを探し出す遊びを試してみたり、ペットボトルの中に入れたおやつを取り出す遊びを取り入れたり、考えようによってはたくさんの知育遊びが可能です。
また、遊びの一環として、新しい動作を覚えさせるトレーニングを取り入れてみるのもおすすめです。犬にとっても良い刺激になり、褒められることで飼い主との信頼関係も強まります。
まとめ
いかがでしたか。犬は暇なとき、今回紹介したような特定のサインを見せることがあります。こうしたサインを見逃さず、飼い主から「遊ぶ？」とコミュニケーションを積極的にとることで、より愛犬との絆が強まるきっかけにもなりますよ！ぜひ普段とは違った遊びなどで、一緒に楽しい時間を過ごしましょう。
