犬に『そうめん』を与えても良い?
暑い夏に食べたくなるものといえば、『そうめん』!食欲が無い時でも、ツルツルっと食べられるそうめんですが、犬に与えることはできるのでしょうか?
犬は『そうめん』を食べられる!
結論として、「犬にそうめんは与えても大丈夫」です。
ちなみに、そうめんは、次の3つの原料から作られています。
- 小麦
- 水
- 塩
そうめんは非常にシンプルな原料で作られており、犬に毒性がある物は入っていません。なお、手延べで作られているそうめんには、こねている時に麺が柔らかくなりすぎるのを防ぐため、少量の油が入っているようです。
犬が『そうめん』を食べるメリット
商品によって異なりますが、そうめんに主成分として含まれているものは以下の通りです。
- 水分
- たんぱく質
- 脂質
- 炭水化物
- リン
- 食物繊維
そうめんはカロリーが少し高めで、喉ごしが良いのが特徴です。食欲の落ちている犬が、栄養補給をするのにピッタリだといえます。茹でれば柔らかくなるため、お腹にも優しいでしょう。
犬に『そうめん』を与える時の注意点
1.小麦アレルギーを起こす可能性がある
そうめんの原料には、小麦が含まれています。小麦は、犬がアレルギーを起こす可能性のある食材です。
そうめんを食べて、犬に次のような症状が出ればアレルギーの可能性があります。
- 体を痒がる
- 目が充血する
- 皮膚が赤くなる
- 嘔吐や下痢
子犬など、犬に初めてそうめんを食べさせる時には、少量から試して犬の様子をよく観察しましょう。
異変があれば、そうめんを与えるのは中止し、動物病院へ相談してください。
2.カロリーが高いため太る
そうめんは、実はカロリーが高めの食材です。乾麺で100gあたり342kcal、茹でても100gあたり127kcalあります。そのため、犬に大量のそうめんを与えてしまうと、カロリーの取りすぎて肥満になってしまうでしょう。
犬の間食は、1日の摂取カロリーの10%程度の量が良いといわれています。そうめんをおやつとして与えるなら、ゆでた状態で小型犬(3㎏)なら約25g、中型犬(10㎏)なら約60g、大型犬(30㎏)は約100gくらいを目安に与えると良いですよ。
3.茹でて短く切ってから与える
そうめんを犬に与える時には、必ず茹でて短く切ってから与えましょう。
そうめんには、塩が含まれているため、生のまま与えてしまうと塩分の過剰摂取になってしまいます。茹でた後に水洗いすると、そうめんに含まれる9割の塩分を減らすことが可能です。
そもそも、生のままのそうめんは固すぎますよね。人間と同じように、犬にも茹でて柔らかくしてからそうめんを与えるようにしましょう。
また、そうめんを長いまま与えてしまうと、犬の喉に引っかかってしまうことがあります。そうめんは短く切ってから与えると安全です。特に子犬やシニア犬は喉につめないよう注意してください。
4.薬味やめんつゆはかけない
人間は、そうめんを食べるときに薬味やめんつゆを使いますが、犬には必要ありません。
薬味であるネギやワサビは、犬にとって有害なため、絶対に与えないでください。また、めんつゆも味が濃く塩分が高いため、与えないようにしましょう。
もし、なにかトッピングしてあげたい場合は、以下の食材がオススメですよ。
- 茹でてほぐしたササミ
- レタス
- キュウリ
- キャベツ
まとめ
犬に『そうめん』を与える時の注意点4つをご紹介しました。
簡単に調理でき、喉ごしの良いそうめん。夏の定番料理であるそうめんは、犬が食べても問題ありません。
しかし、紹介した注意点にはくれぐれも気を付けましょう。犬にそうめんを与えた後は、1日程度、体調に異変がないか見守ってあげてください。すぐには異変がなくても、翌日に下痢をしてしまう場合もあります。
そうめんを与えて様子を見ても特に問題がなかった場合は、食欲が無い時の栄養補給や間食として、そうめんを使ってみてください。夏バテ気味の愛犬も、きっと喜んで食べてくれますよ♪