犬から好かれる人、嫌われがちな人…何が違うの?
犬と接する際、なぜか犬に好かれやすい人もいれば、反対に犬に警戒されるなど嫌われがちな人もいます。人間から見ると特別大きな違いはないのに、何が違うの?と疑問に思ったことがあるという方も多いでしょう。
一般的に犬は以下のような特徴を持つ人に対して、苦手意識を抱きやすいと言われています。
- 声が大きい
- 動きが激しい
- 表情が険しい、強張っている
- 突然無遠慮に触れてくる
- しつこい
声が大きい、動きが激しいという特徴は、警戒心の強い犬にとってストレスにつながります。驚いたり恐怖を感じたりするため、嫌われてしまう傾向が強いのです。
また、犬は人間の感情を表情からも読み取っているため、接する際に緊張したような面持ちをしていると犬側も警戒してしまい、上手くコミュニケーションを図ることが難しくなります。
このように些細な違いではありますが、犬に嫌われがちな人は犬にとって苦手と感じる特徴をいくつか持っていたり、無意識のうちに行動に移してしまっていることが多いです。
犬が『心を許してくれる人』の共通点5つ
では、犬にとって心を許せるような好かれやすい人には、どのような共通点があるのでしょうか。ここでは、犬が心を許してくれる人に共通する特徴を紹介します。
1.落ち着いた態度で接してくれる
ゆったりとした動きや比較的静かな話し方など、落ち着いた態度で接してくれる人に対して、犬は安心感を抱きやすい傾向にあります。そのため、早い段階で心を許してくれることが多いです。
一緒にいる時も突然大声を出したり警戒されるような話し方をしない、近づいてくる時もゆったりと落ち着いた様子で近寄ってきてくれるといった行動は、犬にとって心の準備を与えてくれる相手でもあるからです。
2.表情が柔らかく笑顔で接してくれる
犬は感情を表情からも読み取るため、表情が柔らかく、いつも笑顔で接してくれる人に対して心を許してくれる傾向があります。
自分に対して悪意の見えない安心した表情を見せてくれる相手には、「きっとこの人は僕の敵じゃない」と警戒心が和らぐのでしょう。
3.犬の様子に合わせて接し方を変えてくれる
犬は人間と同じように、タイミングによって構ってほしい時とひとり静かに過ごしたい時があります。また、それぞれ性格も違うので、人懐こい犬もいれば人と接することが苦手な犬もいるでしょう。
こうした犬の様子を見て、その時、その犬に合わせた接し方をしてくれる人には、犬も安心感を抱き心を許してくれる傾向にあります。
「あまり構ってほしくない」という態度を見せた時はそっと見守るだけにし、気にかけるような態度を見せた時は構ってくれるなど、犬にとって喜ばしい対応をしてくれる人は好かれやすいです。
4.遊んだり優しく撫でたり犬が喜ぶことをしてくれる
犬にとって嬉しいこと、楽しいことをしてくれる人には犬も好感を抱きます。一緒におもちゃで遊んでくれたり、優しく撫でてくれたり、おやつをくれたりする人には心を許してくれる犬が多いです。
他にも一芸ができた時に「すごいねー!」と褒めてくれる、といった細やかな行動にも好感を抱き、懐く犬は少なくありません。
5.飼い主と仲が良さそうに話している
他のご家庭で飼われている犬の場合、自分の飼い主と仲良さそうにしている相手に対して、心を許しやすいという傾向も見られます。
やはり「大好きで信頼している飼い主さんが、親そうに話している相手ならば、敵ではないはず」「安心できる相手なのだろう」と判断しているのでしょう。
家族内でも、犬が最も懐いている家族と仲の良い家族には心を許す傾向が強く、反対に懐いている飼い主と仲の悪い人に対しては、家族であってもよそよそしい態度を取ることがあります。
まとめ
いかがでしたか。犬が心を許してくれる人は常に態度が落ち着いており、犬にとって安心感や喜びを与えてくれるという共通点を持っています。最初に紹介した嫌われがちな人の特徴と合わせて、今後犬と触れ合う際の参考にしてみてください。