犬が人をからかうとき
1.イタズラをやめない
犬が飼い主の日用品をおもちゃにしたり壊したりするイタズラは多いです。叱ったらやめる子もいますが、やめないどころかますます遊んでしまう子もいると思います。
犬がイタズラをするのは暇だから、かまってほしいからという理由がほとんどです。そのような犬は飼い主に叱られると、かまってもらえたことを喜びに感じるようです。
2.言うことをきかない
筆者の犬は1歳近くになってから散歩中にリードを噛んで遊ぶようになりました。犬には動くリードが面白くておもちゃのように見えてしまうようです。
また散歩中に首輪が劣化して切れ、脱走したこともあります。このとき愛犬は私が近づくと逃げるのを繰り返し、追いかけっこを楽しんでいるようでした。
幸い通りかかった散歩中の人がおやつで誘導してくれたのでなんとか捕まえて、車で迎えに来た家族と帰ることができました。
その後は訓練士に相談して引っ張り癖を直すと、以降は落ち着いて歩けるようになりました。散歩中の癖が直らない場合は、訓練士に相談されることをお勧めします。
飼い主をからかう犬への対処法
叱るときははっきり叱る
犬がイタズラをしてもかわいくて許してしまっていませんか?家族の中で特定の人の言うことをきかないという犬がいますが、犬からすると「何をしても許してくれる優しい人」と見られているようです。
犬を叱るときはできるだけ落ち着いた声で「ダメ!」とはっきり叱ってください。イタズラをやめないときは無視をする、大きな音を立てるなど別の叱り方をします。
散歩では飼い主がリードする
子犬時代は知らないものだらけなので、散歩をしても飼い主についていく犬が多いです。ところが成長すると体力がついて道も覚えているため、引っ張り癖がついてしまう犬はたくさんいます。
犬の理想の歩き方は、飼い主の真横に立って歩く「リーダーウォーク」です。警察犬等のような働く犬は、必ずこの訓練を受けます。
この場合、犬が飼い主の前を絶対に歩いてはいけないわけではありません。ですが犬を好きなように歩かせていたら、(この飼い主、わがままは通してくれるんだ♪)と犬に認識されてしまいます。
犬が引っ張ったら飼い主はリードを引く、立ち止まるなどして、犬を制止させる習慣をつけてください。自分でするのが難しければ、訓練士に頼みましょう。
犬にからかわれないためには
犬とは落ち着いて接すること
犬にとって落ち着いた冷静な態度の人は、頼れる存在に感じられます。反対に、落ち着きのない、気分によって態度の変わる人は頼りない存在です。
(頼りないこの人なら、ちょっと遊んでもいいや)と犬は見なします。犬が言うことをきかなくなる原因は、飼い主にあります。
女性より男性の言うことをきく?
一般的に、犬は男性より女性が好き、男性を怖がって近づきたがらない、ということが多いようです。男性の方が声が低いのに対し、女性の方が優しく感じるからなどの理由が考えられます。
家族の中でもごはんをくれるのはお母さん、体力の要る散歩をするのは怖いお父さんであることが多いです。自然と犬は女性は甘えさせてくれる人と見なします。
女性の方が引っ張る犬を止めようと慌ててしまいがちですが、やはり落ち着いた態度をとることが大切です。
まとめ
犬が飼い主の指示をきかなくなってしまうと車にひかれる、危険なものの拾い食い、他の犬や人にケガをさせるなどの事故が起きるかもしれません。
犬と飼い主の信頼関係を築くには「安心感」が必要です。犬から(この人と一緒にいたら安心)と感じてもらえる飼い主でいたいですね。