1.飼い主の目をジッと見つめる
自宅で家事をしているときや、リラックスしてテレビを見ているとき、ふと愛犬からの熱い視線を感じることはありませんか？
犬は飼い主さんに構ってもらいたいと思っているとき、「今かまってもらえるかな？」と飼い主さんの様子を観察します。
忙しそうにしている飼い主さんを見て、そばにいくタイミングを見計らっている可能性もありますし、積極的なアピールができないタイプの犬が飼い主さんに気付いてもらえるまで視線を送っている場合もあるでしょう。
2.飼い主の前でお腹を出す
飼い主さんとのスキンシップを求めているとき、目の前までやってきてごろんと寝っ転がり、お腹を見せるような行動をする犬もいます。これは非常にわかりやすい「構ってアピール」で、「なでて♡」と直接的に言っているようなものでしょう。
特に、動物にとって急所となるお腹を無防備にさらすことは、相手への信頼や愛情をあらわす行動でもあるので、それを思うとより一層愛おしく感じますよね。そのような可愛い行動を見ると、つい愛犬に手を伸ばしてなでたくなると思います。
過去にそのようなことがあった場合、犬は覚えていてその行動をくり返し行うことも考えられます。確かに可愛らしい行動ですが、愛犬からの要求に負けて毎回なでてしまうと、犬は「自分が望めばいつでもかまってくれる」と勘違いしてしまうこともあるので注意しましょう。
3.おもちゃを持ってきて目の前に落とす
遊びたいと思っているとき、犬は自分のおもちゃをくわえて持ってきて、飼い主さんの目の前にポトンと落としたり、飼い主さんの手にグイグイ押し付けたりすることがあります。
「これで遊ぼうよ！」「このおもちゃ投げて！」といったわかりやすいアピールですが、この行動も毎回応じるのではなく、飼い主さんの都合を優先させて対応することをおすすめします。
また、遊んで欲しいのに飼い主さんがなかなか構ってくれない場合、スリッパや洗濯物など犬にくわえられると困るものをわざと持ってくることもあります。そうして見せてから逃げることで、「やめてー」「返して！」と追いかけてくれるのを期待しているのです。
4.吠えたり暴れたりして注目を集める
ジッと見つめたりお腹を出したりといった可愛らしい「構ってアピール」をしても、飼い主さんが構ってくれないと、しびれを切らせて吠えたり暴れたりすることがあります。
飼い主さんのことを見つめながら「ワン！」とひと声上げる、部屋を走り回ったりいたずらをしたりして気を引く、ということはめずらしい行動ではありません。そうした行動をしていると、どうしても目がそちらに行ってしまいますし、「やめなさい」と声をかけたり止めるために抱っこしたりすることもあるでしょう。
犬によっては、多少であれば叱られてもいいから構って欲しいと思うこともあります。ポジティブで元気なタイプの犬に多いので、愛犬が当てはまる場合は対応に注意が必要です。
5.パソコンや本の上に乗る
飼い主さんが自宅で仕事をしていたり、本や新聞を読んだりしていると、自分のことを見てもらうために「構ってアピール」を始めることがあります。パソコンやスマホ、本などの上に乗ろうとしたり、それらと飼い主さんの間に自分の体を入れて割り込もうとしたりするのです。
「パソコンばっかり見ないで私を見て！」と言わんばかりの強引な行動ですが、気持ちが前面に出ていてついつい笑ってしまいますよね。
まとめ
犬は私たち人間の注目を集めたり、構ってもらったりするために、日々試行錯誤しています。「どうすれば自分のことを見てもらえるか」「どんな行動を取ると自分のところに来てくれるか」というようなことを、飼い主さんの行動を観察しながら考えているのです。そのようなことに頭を使っていると考えると、とても愛おしいですよね♡
ただし、愛犬からの要求に毎回応じてしまうとわがままになってしまう可能性もあるので、適度な距離感を持って接するようにしましょう。
