なぜ犬は『飼い主の帰宅』に敏感なのか?どうやって帰ってきたことを感じているの?

なぜ犬は『飼い主の帰宅』に敏感なのか?どうやって帰ってきたことを感じているの?

『犬が飼い主の帰宅に敏感な理由』についてまとめました。飼い主が帰ってきたことをどうやって感じているのか、その方法を解説します。

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犬が飼い主の帰宅に敏感な理由

伏せて外を眺めているパグ

1.寂しかったから

犬が飼い主の帰宅に敏感なのは、お留守番中、寂しかったからです。

犬は群れで暮らす動物ですよね。どこかへ移動する時も狩りに出かける時も常に仲間と一緒にいることが当たり前です。しかし、飼い主が買い物に出かける時や仕事に出かける時、一緒には連れて行ってもらえません。ひとりでお留守番することがどんなに寂しいか、なかなか人には分からないものです。

テレビを観る、動画を観る、本を読む、ゲームをする、料理やお菓子作りをする、部屋の大掃除をするなど、人には寂しくない方法が無数にあります。お昼寝をする、窓の外を観察する、おもちゃでひとり遊びをする。犬には寂しくない方法が少ないのではないでしょうか。

お留守番は犬にとって寂しいものです。だからこそ飼い主の帰宅に敏感になってしまうのです。

犬は飼い主の足音で帰ってきたことを感じることができるとされています。犬の優れた聴力を使えば、1km先にある飼い主の足音も聞き分けることができるそうです。

2.退屈だったから

犬が飼い主の帰宅に敏感なのは、お留守番中、退屈だったからです。

とくに構ってもらうことがなくても、飼い主の行動を観察しているだけでも犬にとっては退屈しません。何も動きがなく退屈だったお留守番中とは違って、飼い主が部屋を移動するだけで刺激があります。どこに行くのかな?何をするのかな?と考えるだけでも楽しいのです。

退屈から解放されることの快感を知っているため、飼い主の帰宅に敏感になってしまうのです。

犬は飼い主が乗る車やバイクのエンジン音を聞き分けることで帰ってきたことを感じることができるとされています。人にはどれも同じエンジン音のように聞こえてしまいますよね。

3.楽しみが待っているから

青いリードを口にくわえた犬

犬が飼い主の帰宅に敏感なのは、お留守番後の楽しみが待っているからです。

  • 満足するまで遊んでもらえる
  • お散歩に連れて行ってもらえる
  • ごはんがもらえる
  • おやつがもらえる

ほとんどの犬が、このようなことを楽しみにしているのではないでしょうか。

お留守番後のお散歩を何より楽しみに待っている犬は多いものですよね。体を動かしたい!という欲求もありますし、ストレスを発散させたくてウズウズする気持ちもあると思います。

一日のほとんどを室内で過ごす犬にとっては、外に出るだけでも気分転換になるのだと思います。何の刺激もない室内と違って、外には無限の刺激もありますよね。

大好きな飼い主に会えることももちろん嬉しいことだと思いますが、犬にとってはそれ以上に楽しみに待っていることもあるため、より飼い主の帰宅に敏感になってしまうのではないでしょうか。

犬は飼い主の持ち物の音によって帰ってきたことを感じることができるとされています。例えば、バッグに付けられているキーホルダーの音です。鈴が付いているとより分かりやすいのではないでしょうか。

4.飼い主が喜んでくれるから

犬が飼い主の帰宅に敏感なのは、飼い主が喜んでくれるからです。

帰宅した時、愛犬が大袈裟に喜んでくれると飼い主も嬉しいものです。本当はさっきまで寝ていて急いで起きて玄関まで走ってきたけれど、“待ち遠しかったよ~♡”とアピールするのが上手な犬もいますよね。

犬は「えらいね」とか「おりこうさんだね」と褒められることも好きなのですが、飼い主を喜ばせることも好きです。常に、(どうやって飼い主を喜ばせようか…)と考えています。飼い主を喜ばせるために帰宅に敏感になるのは、忠実で健気な犬ならではの行動なのではないでしょうか。

犬は他の家族の反応によって飼い主が帰ってきたことを感じることができるとされています。「もうすぐ帰るよ」のメールや電話がきた時の家族の行動を見ているのだと思います。

まとめ

玄関のドアを見つめる黒い犬の後ろ姿

犬が飼い主の帰宅に敏感な理由は、主に「寂しさ」なのではないでしょうか。

一方、犬が飼い主の帰宅に敏感…ではない犬もいますよね。玄関でお出迎えをしない犬もいます。飼い主が帰宅しても全く喜ばない犬もいます。もともとは敏感だったのに、いつからか敏感ではなくなることもあります。

  • 寂しかった
  • 退屈だった
  • 楽しみが待っている
  • 飼い主が喜ぶ

こういったことがない場合があるからなのではないでしょうか。

お留守番中、寂しくも退屈でもないのです。とくにお散歩が楽しみなわけでもないのです。お出迎えをしなくても飼い主が寂しがったり残念がったりするわけでもないのです。寂しさやストレスを抱えることなくお留守番ができるほど、暮らしの環境がよいということでもあるのではないでしょうか。

また、シニア犬や老犬になると飼い主の帰宅に敏感でなくなる犬がほとんどです。お留守番にも慣れているため、不安や恐怖を感じることも少ないのでしょう。

お留守番中に地震が起きたなどの予測できない出来事も経験し、飼い主がいなくても上手く対応することができるようになったということもあると思います。

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