犬に悪影響を及ぼす行為を理解しよう
近年、犬は室内で飼うことが推奨され、多くの犬が室内で生活しています。
室内で飼っているからこそ、飼い主として注意するべきことは多くあります。犬に快適に過ごしてもらうためには、犬に悪影響を及ぼす行為を知ることが大切です。
具体的にどんな行為がNGなのか、4つご紹介しますので参考にしてください。
犬を飼う時に室内でしてはいけないNG行為4選
1.食べ物を出しっぱなしにする
室内で犬を飼う時は、食べ物を出しっぱなしにしてはいけません。
人間の食べ物の中には、犬にとって有害なものが多くあります。
例えば
- チョコレート
- キシリトール
- ネギ類
- アルコール
- ぶどう
- 甲殻類
これらは、犬が食べてしまうと中毒を起こしたり、消化不良になってしまう恐れがあります。その他の食べ物も、多くは油や塩分が多いため、犬は食べない方が良いでしょう。
食べ物を出したまま目を離してしまい、よく起きるのが、犬が人間の食べ物を誤って食べてしまう事故です。テーブルの上に出しっぱなしにしたチョコレート、買い物袋に入っていたネギなど、犬が盗み食いをしてしまい中毒を起こすことは珍しいことではありません。
食べ物以外にも、電池やヘアゴムなど、犬が興味を持って飲み込んでしまいそうな物は、犬が届かない場所に保管するようにしましょう。
2.温度管理をしない
犬を室内で飼う時は、温度の管理を怠ってはいけません。
犬の適温はだいたい室温で25度くらいだといわれていますが、犬種や年齢などで個体差がかなりあるため、愛犬に合った温度で調整しましょう。
犬は特に暑さに弱く、熱中症になると命の危険性があります。夏場は必ず冷房をつけるようにしてください。
3.犬にかまいすぎる
室内犬を飼っている人がやってしまいがちなのが、犬にかまいすぎる行為です。
いつも傍にいる室内犬は可愛くて、ついかまいたくなってしまいますよね。しかし、犬はぬいぐるみではありません。寝ているところを触って起こしたり、無理やり抱きしめたりするのはやめましょう。
犬でも、ひとりでゆっくり過ごしたいと思う時間もあるのです。あまりかまわれ過ぎると、ストレスをためてしまい、飼い主への信頼を失くしてしまいます。
室内犬と過ごす時には、適度な距離感を保ち、犬がゆっくりしている時にはそっとしておいてあげてください。メリハリが大切です。
4.喫煙
ガンの原因になるというタバコ。実は犬にも有害だというのは、ご存知でしたか?
犬も人間と同じように、同じ部屋でタバコを吸う人がいると、煙を受動喫煙してしまいます。人間よりも体が小さい犬が煙を吸い込むと、肺がんや鼻腔がんのリスクが高くなるのです。
また、飼い主がタバコを室内で吸うと「3次喫煙」の恐れも出てきます。
3次喫煙とは、タバコから発生する有害物質がカーテンや服、壁などに付着し、間接的に影響を受けることをいいます。犬は、飼い主の服をなめたりすることで、有害物質を体に取り込んでしまうのです。
犬の健康を考えるならば、室内でタバコを吸うのはやめましょう。できれば禁煙されることをオススメします。
まとめ
犬を飼う時、室内で絶対してはいけないNG行為4選を紹介しました。
「やってしまっていた」という行為はありませんでしたか?もし思い当たる行為があれば、できるだけ早く改善しましょう。
犬は、自分で生活環境を選ぶことはできません。ストレスなく過ごせる環境は、犬の健康状態にも影響します。
飼い主として犬が快適に過ごせる環境を整えてあげてくださいね。