犬が窓越しに吠えている時の気持ちとは?4つの心理と興奮を抑える方法

犬が窓越しに吠えている時の気持ちとは?4つの心理と興奮を抑える方法

犬が人や車が通るたび窓越しに吠えてしまう、そんな悩みを抱える飼い主さんは多いでしょう。今回は『犬が窓越しに吠えている時の4つの心理』をご紹介します。犬の興奮を抑える方法も解説していますので、悩んでいる飼い主さんは参考にしてみてくださいね。

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犬が窓越しに吠えている時の気持ちとは?

窓越しに吠える2匹の犬

窓越しに吠えている時、犬はどんな気持ちなのでしょうか?

考えられる4つの心理を、ご紹介します。

1.「入ってくるな!」という警戒心

犬は、窓の外の人影や物音に対して、警戒心から吠えてしまうことがあります。自分の縄張りである家や家族を守るため、「お前は誰だ!」「入ってくるな!」と相手を威嚇しているのです。

車や人が通り過ぎて行ったことを、犬は「自分が吠えたことによって相手が去った」と認識してしまい、ますます吠える行動をエスカレートさせてしまいます。

2.「あれはなに!?」という好奇心

特に子犬に多いのが、窓の外を見て「あれはなに!?気になる!」と好奇心から吠えてしまう行動です。

外にいる鳥や猫、人間などに興味を持ち、興奮して吠えてしまいます。子犬の場合は、成長するにしたがって落ち着いてくることが多いようです。

3.「怪しいやつがいたよ!」と飼い主への報告

犬は、群れで暮らす習性を持ち、人間とコミュニケーションを取ることが得意な動物です。

現代では番犬として飼われる犬は減っていますが、窓の外を何かが通ったとき「ご主人!怪しいやつがいたよ!」と報告するために吠えることがあります。

4.「こっちに来てよ!」と相手を呼んでいる

他の犬や人間が大好きな犬の場合、窓の外にいる相手を「こっちに来てよ!遊んでよ!」と呼ぶために吠えている可能性があります。

こういう場合の犬は、警戒心などから吠えている時に比べて、嬉しそうな表情で相手に吠えているはずです。

吠える犬の興奮を抑える方法

窓の外を見るプードル

犬が窓越しに吠えても、家の周りに建物がない、たまにしか吠えない、すぐ鳴き止むという場合には、あまり気にならないかもしれません。しかし、頻繁に吠える、吠え続けるなど、「近所迷惑になるのでやめさせたい」と思っている飼い主さんもきっと多いでしょう。

ここからは、『窓越しに吠える犬の興奮を抑える方法』をご紹介します。

むやみに叱らない

犬が吠えるからといって、怒鳴ったり、くどくど叱るのは逆効果です。

前述のとおり、犬には吠える理由があります。吠えている理由や気持ちを理解せず、頭ごなしに叱ると、犬は「飼い主が気持ちを理解してくれない」と不信感をもってしまいます。

大きな声で叱ると逆に犬を興奮させますし、くどくど叱っても犬には理解できません。むやみに叱るのはやめましょう。

窓の外を見えなくする

窓の外を通るものを見て犬が吠える時は、物理的に窓から外を見えなくするのも一つの手です。

カーテンをする、窓の前に植木を置く、道に面している窓に犬を近づけないなど、犬が吠える理由を作らないようにしましょう。

音に反応して吠える場合は、窓を極力閉める、防音性の高い窓や防音シートを使うなどの方法があります。

社会化訓練をする

多くの場合、犬が吠える根本的な原因は、社会化不足にあります。

他の犬や知らない人、車などに慣れていないため、自分や家族を守ろうと吠えてしまうのです。

社会化するためには、子犬のうちから積極的に外へ連れて行って、多くの人や他の犬と触れ合う機会を持つようにしましょう。成犬でも社会化は可能ですが、子犬よりも時間がかかる傾向があります。根気強く教えていってください。

社会化ができれば、窓越しに吠えてしまうことも少なくなるはずです。

クレートトレーニングをする

犬が窓越しに吠えたとき、気を逸らそうとオヤツを与えてしまうのはよくありません。犬は「吠えたからオヤツが貰えた!」と覚えてしまい、逆効果です。

オヤツを使って犬の気を逸らせたい時には、まずクレートトレーニングを行い、「ハウス」のコマンドでクレートやサークルに入るように練習しましょう。

犬が吠えだしたら、クレートに入るように指示を出し、吠えるのをやめて落ち着いてからオヤツをあげるようにしてください。これを繰り返すことで、犬は吠えてもすぐにクレートの中で落ち着くようになるはずです。

まとめ

窓越しに吠える犬

『犬が窓越しに吠えている時の4つの心理』を、犬の興奮を抑える方法と共にご紹介しました。

犬は、飼い主を困らせようとして吠えることはありません。犬には犬なりの吠える理由があります。その気持ちを理解しながら、しつけをすることが大切です。

犬が吠えると、近所から苦情が来ないかと心配で叱りたくなるかもしれませんが、焦らず愛犬に合った対応をしてあげましょう。

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