犬がコソコソ隠れる時の心理
1.人目に付かない場所でおやつを食べたい
犬がコソコソ隠れるのは、一目に付かない場所でおやつを食べたいからです。飼い主からおやつを受け取った後、コソコソ隠れるようにどこか行ってしまうことがありますよね。薄暗い寝室へ行ったり、廊下の隅っこへ行ったり、囲われたクレートの中に隠れてしまうなどします。
- 同居する他の犬におやつを奪われないため
- ひとりでゆっくりおやつを楽しむため
このような気持ちでコソコソ隠れておやつを食べるのではないでしょうか。
2.飼い主の物をゲットした
犬がコソコソ隠れるのは、飼い主の物をゲットしたからです。スリッパや靴下、ヘアゴムやシュシュ、ぬいぐるみなどの目に付きやすい物かもしれません。口にくわえていることがほとんどです。
注意したいのは、簡単に口の中に入れてしまえるほど小さな物をゲットしてしまった時です。飼い主は何としてでも取り返そうとしますよね。そうすると、誤飲してしまうリスクが高くなります。
「ちょうだい?」「返して?」と言って素直に渡してくれる犬はあまりいません。確実に渡してもらうためには、そういったしつけを行っていなければなりません。
犬がコソコソ隠れる時は口に何かくわえていないか確認してください。誤飲してしまいそうな時はおやつと交換してもらえるように上手く誘ってみてください。
3.粗相をしてしまった
犬がコソコソ隠れるのは、粗相をしてしまったからです。リビングの敷物、飼い主のベッド、玄関のマットなど、おしっこをしてしまっているかもしれません。廊下にコロッとうんちが落ちていることもあります。いつもは完璧なトイレを失敗し、シートからはみ出してしまっていることも考えられます。
- 失敗してしまったことを叱られるかもしれない
- 失敗してしまって落ち込んでいる
- 粗相を隠せなくてどうしたらいいか分からない
このような気持ちなのではないかと思います。こんな時は絶対に叱らないであげてください。
トイレが汚れたままだった。お散歩の時間がいつもより遅くなってしまった。お水をたくさん飲んだ。不安や緊張があったなど、粗相をしてしまうような理由があるはずです。
4.飼い主に見つけに来てほしい
犬がコソコソ隠れるのは、飼い主に見つけに来てほしいからです。
犬がコソコソ隠れるような仕草をしたら気になりますよね。そっと後をつけてみたくなりますよね。そうやって飼い主の気を引こうとしているのです。心配してほしいのかもしれません。寂しがりやで甘えん坊な性格なのではないでしょうか。
もしかすると、かくれんぼのような、鬼ごっこのような、犬にとっては遊びのひとつだと考えている行動である可能性もあるかもしれません。
5.病気や怪我をしている
犬がコソコソ隠れる時、病気や怪我をしていることがあります。犬の動物としての本能的な行動です。体が弱っている時、敵に見つかってしまっては必ず襲われます。身を隠し、治るのを待たなければなりません。
人のように病気や怪我をしたら病院へ行こう、という考えが犬にはないのです。飼い主に知らせなければ…という考えもないかもしれません。身を隠すことで、とにかく苦痛に耐えようとするのです。
隠れている犬に触れようとしたり、無理に引っ張り出そうとしたりすると、手を咬まれてしまうことがあります。唸り声を上げる時は注意してください。
犬の様子や状態を見つつ、出てくるまでしばらく見守ってもよいと思います。嘔吐や下痢をしている時、出血がある時、激しくパンティングをしている時、隠れた先でぐったりしている時はすぐに病院へ連れて行くことをおすすめします。
まとめ
犬がコソコソ隠れる時の心理を5つ解説しました。
- 人目に付かない場所でおやつを食べたい
- 飼い主の物をゲットした
- 粗相をしてしまった
- 飼い主に見つけに来てほしい
- 病気や怪我をしている
犬がコソコソ隠れる時に注意したいのは、飼い主の物をゲットした時の誤飲、病気や怪我をしている時の2つです。