犬との絆が深まるドッグスポーツ
ドッグスポーツと聞くと、飼い主の的確な判断と指示を出す能力や技術が必要なこと、犬の身体機能や能力や技能を競うこと、そのようなイメージを持っていませんか?代表的なのがアジリティーですよね。
本来、ドッグスポーツはもっと気軽に楽しめるものだと私は思います。本格的でなければならないなんてことはありません。飼い主と愛犬が一緒に楽しめる範囲で行えばいいんです。上手にできる必要はありませんし、完璧にトレーニングする必要もありません。
これからご紹介するドッグスポーツは、飼い主と愛犬が絆を深めつつ楽しめる運動です。ストレス発散のために。気分転換のために。お留守番ばかりさせている愛犬とゆっくり時間を過ごすために。ぜひ遊び感覚で運動してみてはいかがでしょうか。
運動の習慣がない飼い主さんは次の日の筋肉痛にご注意くださいね♡運動後は愛犬の手足や筋肉もマッサージしてあげるとよいと思います。
1.ドッグダンス
ドッグダンスは、飼い主と愛犬が一緒に踊り、様々な芸と音楽を楽しむドッグスポーツです。服従訓練のために音楽を使用したことがきっかけで作り出されたとされています。
ドッグダンスの魅力は、飼い主と愛犬とのスキンシップやコミュニケーションの時間が増えるということ、それによって信頼関係や愛情や絆を深めることができるということです。
アイコンタクトが重要で、しっかりできるようになると飼い主は愛犬への指示が出しやすくなります。愛犬は飼い主からの指示が待ち遠しくなります。まだかな?次は何かな?と、わくわくした気持ちになれるのがドッグダンスです。
やり方と楽しみ方
本格的に楽しみたいと思うのであれば、レッスンに通うのもアリです。基本をプロに教わり、応用して自宅で飼い主がトレーニングを行うとよいと思います。
お座りや伏せなどの基本的なコマンドができるのであれば、初めから自宅で行うこともできます。次のようにやってみてください。
- 犬が飼い主の横をついて歩きます
- 飼い主が止まったら犬も止まります
- 「くるん」の指示を出し、犬が足元を一周します
- 元の位置に戻ったらお座りまたは伏せの指示を出します
- そしてまた歩き出します
この動作を音楽に合わせて行ってみてください。しっかりアイコンタクトできると楽しいですし、達成感があります。
2. DOG PULLER(ドッグプラー)
ドッグプラーは、とにかく簡単でシンプルなドッグスポーツです。
ドーナツのような形をした「プラー」というおもちゃをご存じでしょうか。プラーを使って飼い主と愛犬が遊びながらスキンシップやコミュニケーションをし、「お互いの健康寿命を高めよう!」を目的に始まったとされています。
やり方と楽しみ方
- 飼い主が投げたプラーを愛犬が持ってくる
- 飼い主がプラーをフライングディスクのように投げ、犬がジャンプしてキャッチする
- プラーを飼い主と愛犬が引っ張りっこする
この3つを組み合わせたのがドッグプラーの楽しみ方です。犬が好む遊びをギュッと詰め込んだようなドッグスポーツですよね。意外と飼い主も体力を使うんです。
競技としても大会が開催されており、ボーダーコリー、コーギー、パピヨン、柴犬、ゴールデン、ジャックラッセルなど、身体能力や体力自慢、体の大きさに関係なく楽しんでいることが分かりますよね。
まとめ
私がおすすめする犬との絆が深まるドッグスポーツは、「ドッグダンス」と「ドッグプラー」です。
プロに教わればより本格的で難易度のある楽しみ方ができると思います。自宅で飼い主と愛犬が絆を深めるためにただ楽しく運動したい!というやり方でもOKです。
慣れるまでは飼い主も愛犬も疲れがたまりやすいと思います。運動した分お散歩を短めにするなど対応するとよいと思います。体力のある愛犬とのドッグスポーツは飼い主の筋肉痛も覚悟です♡