犬が大好きなニオイ7選
犬が嬉しそうにクンクン嗅ぎ続ける行動を目にすることってありますよね。愛犬が好んで嗅ぐ物の中には、人間にとって「臭い!」と感じる物や「それの一体何がいいの?」と首を傾げることもあるでしょう。
犬が好むニオイはご飯だけではなく、ほかにも色々あります。今回は、犬が大好きなニオイ7選をみていきましょう。
1.飼い主さんの香りがついた物
こんな光景を見たことありませんか?飼い主さんの洋服や持ち物をクンクン嗅いだり、体を擦り付けたり、あるいは自分のスペースに持ち込んだりする行動です。物ではなく、飼い主さん自身のニオイをクンクン嗅ぎ回る犬もいますね。
飼い主さんが大好きな犬は、飼い主さんのニオイも大好きですので、たとえそれが汗臭い靴下であっても、犬にとってはたまらないニオイの対象物になります。実際留守番をさせる際に、飼い主さんのニオイがついた物を置いて置くだけで安心する犬がいるほど絶大な効果があります。そのため、靴下を隠されても許してしまいたくなりますね。
もちろん、一緒に住む家族のニオイも犬は大好きです。
2.食べ物
犬が大好きなニオイと聞いて、真っ先に浮かんだのは「ご飯」かもしれません。犬が食べ物のニオイに気づくスピードは驚くほど早いですよね。食事の支度をする音も記憶しているのでニオイを嗅ぐ前に食べる準備をしている犬も多いです。
人間は見た目とニオイの2つで「美味しそう」と感じるのが一般的ですが、犬の場合はニオイだけで判断します。それも1度食べて美味しかった食べ物の記憶があれば、より反応するスピードは早いです。
また犬は、甘味が強い食べ物のニオイも大好きです。フルーツやさつまいもはまさに犬の大好物ですね。ただし、フルーツは糖分が高いので食べさせる量は制限した方がいいでしょう。
3.ほかの犬のうんちやおしっこ
飼い主さん的に「やめてー!」と叫びたくなる対象物といえば、ほかの犬のうんちやおしっこではないでしょうか。散歩中に犬がそれらを執拗に嗅ぎ続ける行為に、複雑な気持ちになるかもしれません。
もともと犬は、糞尿のような有機物のニオイが大好きです。オス犬であれば、メス犬の糞尿からフェロモンを感じることもあります。たくさんの情報が詰まった犬にとって大好きなニオイのする対象物なので、あまり毛嫌いしないであげましょう。
4.ミミズ
犬が大好きな物ですが、人間がなかなか理解できないのがミミズのニオイ。腐りかけのミミズは、犬にとってたまらないニオイを発しているようです。
散歩中に突然ミミズに体を擦り付ける犬もいますが、これは自分の体臭を隠して好きなニオイで癒されようとしているといわれています。
5.ほかの犬
犬同士でニオイを嗅ぎ合う光景はよく見ますよね。お尻のニオイを嗅ぎ合う行動は、犬同士の挨拶です。相性のいい犬ならしばらくお尻を嗅ぎ続けることもあります。
飼い主さんからすると「ちょっとしつこい」と思うほどクンクン嗅ぐこともありますが、愛犬が好意を持った犬なので温かい目で見守ってあげてみてください。
6.肉などのタンパク質
食べ物の中でも、犬の反応がすば抜けていいのはやっぱり肉のニオイですよね。犬は肉のようにタンパク質を多く含んだ食べ物を好むため、少しでもニオイを察知するとテンションが高くなるんです。
肉以外にも、魚やチーズのような食品のニオイも大好きです。犬の反応がやたらいいドッグフードがあれば、それはタンパク質のニオイが強い可能性もあります。フード選びの際にも、愛犬の好みのニオイに近いものからチョイスしていくとスムーズです。
7.血液や体液
血液や体液も犬が好むニオイです。動物的なニオイがするので、人間にとってはさほどいいニオイではないですよね。それも飼い主さんのニオイであれば、そこから犬は安心感や癒しを感じるようなので不思議ですよね。
ただし、自然で原始的なニオイであることが条件です。香水やタバコのようなニオイが混じっていれば、犬は逆に毛嫌いすることもあります。
まとめ
犬は嗅覚が優れているからこそ、ニオイに対する好みはハッキリしています。そんな中で、飼い主さんのニオイで愛犬が癒されていると思うと嬉しくなりますね!
これとは逆に、ツンとする刺激臭や人工的なニオイを犬は嫌います。
そのため、もし愛犬が近寄ってこない日があれば、ニオイ関連で何らかの原因があると思いましょう。(近寄ってこないぞ、おかしいな…)と思う時は、タバコやアルコールのようなニオイが自分についていないか、念の為確認してみてください。
人工的な強いニオイは犬にとってストレスになるので、日頃から気をつけたいですね。