愛犬の『老い』を感じる瞬間5つ
長い時間一緒に過ごしていると、ふとした瞬間に「愛犬が老化したな」と感じる瞬間がやってきます。多くの飼い主さんは、日常で見られるある変化に老いを感じることが多いようです。ここでは、そんな飼い主さんたちが愛犬の『老い』を感じる瞬間を紹介します。
1.散歩時間が短くなった
前は楽しそうに長い時間、遠くまで「行こう行こう」と積極的に歩いていた愛犬が、ある時期から以前よりも早い時間で「帰ろう」と家へと向かおうとしたり、途中で座り込んでしまったりするようになったという変化に老いを感じる飼い主さんは多いです。
やはり加齢に伴い、犬も人間と同じように体力が衰え消耗も激しくなっていきます。そうした理由から短時間で体力の限界が訪れ、散歩を早く切り上げようとする犬が増えてくるのでしょう。
2.段差を上り下りする時に躊躇する様子を見せる
今までは軽々と上がっていた階段を上がろうとしなくなったり、定位置のソファーの上から下りる際に少しだけ躊躇する様子を見せるなど、ちょっとした変化に「歳をとったな」と感じる飼い主さんも多いでしょう。
段差や高低差のある場所を上り下りする行動は、足腰に負担がかかります。愛犬が躊躇する様子を見せた場合は無理に自力で上り下りさせず、飼い主が手助けしてあげましょう。
3.なんとなく毛艶が悪いと感じる
スキンシップの一環としてブラッシングをする飼い主さんは多いでしょう。ブラッシングをしている時、なんとなく以前に比べて「毛艶が悪いな」「毛量が少なくなった?」と感じることはありませんか。
犬も加齢に伴い毛に艶や元気がなくなることは珍しくありません。色味が薄くなったと感じる飼い主さんも多く、そうした愛犬の外見的変化を見て「歳をとったな」と感じる人も多いようです。
4.1日のうち寝ている時間が多くなった
若い時は1日中でも元気に遊んだり駆け回っていた愛犬。しかし、歳を重ねるにつれ徐々に体力に衰えが見え始め、寝ている時間が長くなる犬は多くいます。そうした愛犬の1日の過ごし方の変化から老いを感じることもあるでしょう。
「前は飼い主を見つけるとすぐに駆け寄ってきていたけれど、今は目で追うだけで休んでいることが多い」といった変化も多く見られます。
5.動きが全体的にゆっくりになった
全体的に動き方がゆっくりになった、という変化も老いを感じる瞬間として多く挙がります。歩く時、小走りしようとする時、立ちあがろうとする時…さまざまな場面でその変化が見られます。
散歩中も歩くことをメインにするというよりは外の空気を楽しむ、といった方向にシフトチェンジする犬が多く、人間の歳の重ね方と似た部分を感じる人も多いでしょう。
健康寿命を延ばそう!犬に健康的に過ごしてもらうための秘訣
近年、犬の生活環境がより良くなってきたため、犬の平均寿命も延びてきています。そこで注目されているのが『健康寿命』です。寿命だけでなく、健康的に過ごせる期間を延ばしてあげることも犬の幸せにとって重要だと考えられています。
犬に健康的に過ごしてもらうためには無理のない範囲で適度な運動をすること、そしてなるべく脳を使った遊びを取り入れること、最後にできるだけ刺激のある生活を送らせてあげることが大切です。
認知症を患わないように脳に刺激を与えてあげたり、体に負担がかからない範囲で体を動かすことで、歳をとっても長い間、健康的で楽しい生活をすごすことができます。
シニア期に入った愛犬の飼い主さんは、ぜひこの3点を意識した生活習慣を取り入れてみてください。
まとめ
いかがでしたか。愛犬の老いを感じると、どことなく寂しいと感じる飼い主さんも多いでしょう。しかし、それは長い年月、飼い主と愛犬が楽しい日々を過ごしてきた証でもあります。
ぜひ健康寿命を延ばすための生活習慣を取り入れ、共に楽しい毎日をできるだけ長く送れるよう工夫しましょう。