1.犬のペースを考えずに連れ回す
犬と入ることができるショッピングモールやテーマパーク、一緒に泊まれるホテルやペンションなども増えてきています。そのため、愛犬とお出かけする機会も多くなっているのではないでしょうか?
飼い主さんと色々な場所に出かけて、さまざまな経験をすることは犬にとってもとても楽しいことだと思います。社会性を身につけることにも役立ちますし、精神的な刺激にもなることでしょう。
しかし、出かける場所や状況によっては、犬がストレスを感じてしまうこともあるので注意が必要です。特に、お祭りのような人混みは騒がしいだけでなく、人とぶつかったり踏まれたりしてしまう危険もあります。騒がしい場所が苦手なタイプの犬は、そうしたところでパニックになってしまうこともあるので、十分注意しましょう。
また、十分な休憩を取らずに飼い主さんの都合だけで連れ回すと、心身ともに疲れさせてしまうので、ドライブやお出かけの際は愛犬の様子をきちんと見るようにしてくださいね。
2.必要以上に着飾る
犬用の洋服やファッション小物は、可愛いものやユニークなものなどバリエーションが豊富です。そのため、愛犬に似合うファッションを楽しんでいる人も多いと思います。
しかし、そうしたアイテムのなかには、デザイン性を優先するあまり、犬の体の動きを妨げたり苦痛を与えたりするものもあるので注意が必要です。また、毛のカラーリングやネイルなど、犬の体に負担をかける恐れのあるものもあるので、本当に必要なものか考えてから行うことをおすすめします。
もちろんすべてのファッションアイテムが不要というわけではありません。寒さや暑さ、怪我の危険性などから犬の体を守ることに役立つものもあるので、犬にとって負担にならないことを条件に可愛いファッションを楽しみましょう。
3.しつけや健康管理をしない
可愛いからと安易に犬を飼い始めてしまった人に多いのが、必要なしつけや健康管理を行わないというものです。犬のしつけをすることは、犬と飼い主さんがお互い快適に生活できるようにするための大切な手段です。必要なしつけをせず、困ったときだけ怒るのは犬にとってフェアではありません。
また、毎年の予防接種やフィラリア予防、健康診断などは犬の健康を守るためにとても大切なことです。アクセサリー感覚で飼っている人は、こうしたことに無頓着で犬の体調の変化にも気がつきにくいため、気がついたときには手遅れになってしまうこともめずらしくありません。
4.自分の都合だけを優先する
犬をアクセサリー感覚で飼っている人の最大の特徴は、犬のことを考えずに自分の都合だけでを優先するということだと思います。
犬が家で待っているにも関わらず、自分の遊びや外泊を優先してきちんとお世話をしなかったり、気分次第で可愛がったり邪険にしたり…。最悪の場合、お世話が面倒になったり生活に変化があったりすると飼育放棄をしてしまうことも考えられます。
まとめ
犬をアクセサリー感覚で飼っているつもりはなくても、愛犬の気持ちを考えずに、自分の都合や好みばかりを押し付けてしまうことは起こりうることです。
しかし、そうしたことが続くと犬は苦痛を感じるだけでなく、飼い主さんとの信頼関係が崩れてしまうことにもつながるので十分注意しなければなりません。日頃の接し方や関わり方が、自分本位のものではなく「本当に愛犬のためになっているか」ということを一度見直してみるといいでしょう。