犬にとってはストレスに?犬が怖がりやすい『家電』5選
家の中で使われる家電の中には、大きな音を発生させるものや、犬にとって嫌な出来事を思い出させるような家電も多いです。そうした家電は最初怖がる犬も多く、少しずつ慣れさせていく必要があります。
ここでは、犬が怖がりやすい代表的な家電とその理由を紹介していきます。皆さんの愛犬に心当たりはありませんか。
1.掃除機
掃除機は、家電に限らず犬が嫌いな音の中でも上位に入る家電です。突然ブオォーッと勢いのある大きな音が発生するため、その音に驚いてしまい怖がる犬は多くいます。
また、掃除機から感じる風や匂いに反応する犬も多く、こうしたさまざまな要因から犬が警戒心を抱きやすい家電として挙がることが多いです。
2.テレビ
犬によってはテレビの音に怖がる子もいます。テレビと言ってもテレビから発生するすべての音に怯えるわけではなく、ある特定の音がテレビから流れると、怯えたような態度を見せたり吠えて威嚇し始めたりする子が多いです。
例えば、雷の音や踏切の警報音、他の犬の鳴き声など犬によってさまざまです。テレビからはいつどのような音が流れるかわからないので、日頃からいろいろな音に慣れさせておくことがストレス緩和につながります。
3.ドライヤー
ドライヤーからは掃除機に似た「ゴォー」「ブォーン」という大きな音、そして突風とも言える強い風が出てきます。この2つの要因によって、ドライヤーを嫌がる犬は多いです。
また、ドライヤーから出てくる勢いのある風は温風であることが多いため、その温風に熱さを感じた経験を持ち、苦手意識が強まる犬も多くいます。
犬にドライヤーを使う際は最も弱い風量で、可能であれば冷風や弱温風に設定して乾かしてあげましょう。
4.洗濯機
最近では静かな洗濯機も増えてきていますが従来の縦型洗濯機は、洗濯物の量によって「ゴォー」と大きな音を出したり、場合によってはガコンガコンと動いたりするため、犬の警戒心を煽りやすい家電の1つです。
また、自分のお気に入りのぬいぐるみやベッド、ブランケットなどを洗われている様子を見て、苦手意識や「敵」と認識を持ってしまう犬もいます。
5.インターホン
インターホンに反応して、吠えたりソワソワと落ち着きのない様子を見せる犬は多いです。これはインターホンの音が鳴ると、知らない人が家にやってきたことを意味していると認識しているからです。
特に警戒心の強い犬は家族以外の人が家に来ることを不安に思う傾向が強いため、吠えたり唸ったりと無駄吠えにつながることも多くあります。
子犬期から飼い主が日課としてインターホンを鳴らすことで、インターホンの音が怖いものではないと認識させると苦手意識を克服しやすいでしょう。
怖がる場合は家電に少しずつ慣らしてあげることが大切
家電に怖がる愛犬を見ると、ストレスを和らげてあげたいと思う飼い主さんが多いでしょう。しかし、家電を撤去することは生活上難しいですよね。
ある特定の家電に怖がる場合は、毎日少しずつ慣らしてあげることが大切です。例えば掃除機の場合、電源を入れずに愛犬に近づけてみたり愛犬の近くで動かしてみたりしましょう。
その状態で問題なく過ごせるようになったら、最も弱い吸引力に設定した状態で電源を入れます。怖がったらその場で止め、その日は中断してください。こうした訓練を毎日続けることで少しずつ掃除機の音にも慣れてくれます。
他の家電に関しても、少しずつ愛犬のペースに合わせて慣れさせてあげることで、将来的に家の中でストレスを感じずに過ごせるようになるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。犬にとって突然大きな音が鳴る家電や突風が発生する家電などは、恐怖の対象となりやすいです。怖がる場合は少しずつ愛犬のペースに合わせて慣れさせていきましょう。