トレーニング中の犬の集中力を高める方法
犬がひとつのことに集中していられる時間はわずか5分程度であるとされています。わずかな時間にも集中力を高め、効率よくトレーニングしたいですよね。
犬によっては、「集中力が長く続くタイプ」「集中力が切れてしまいやすいタイプ」「いつまでも集中力をキープできるタイプ」があるようです。
トレーニング中の犬の集中力を高める方法を解説しますので、すぐ他のことに気を取られてばかりいる、という愛犬のためにお役立ていただけると嬉しいです。
1.飼い主と愛犬のふたりきりで行う
トレーニング中の犬集中力を高める方法は、飼い主と愛犬のふたりきりで行うことです。
他に同居する家族がいる場合、そちらに気を取られてしまいやすく、犬の集中力も切れてしまいやすいです。
幼い子供たちが一緒にトレーニングをしたがることもあるかと思いますが、初めは大人の飼い主が行った方がよいと思います。
2.自宅の室内で空調を整えて行う
トレーニング中の犬の集中力を高める方法は、自宅の室内で空調を整えて行うことです。
温度や湿度が高いと犬の集中力が切れやすいです。呼吸やパンティングも荒くなってしまいますし、集中力ばかりか体力まで奪われてしまいます。
トレーニング中、体温が上がって暑くなってしまった時、座り込んで動かなくなってしまうことがあります。伏せたまま立ち上がろうとしないこともあります。
犬に快適な温度は22℃くらい、湿度は40%くらいとされています。トレーニングを行う時は集中力を切れにくく高めやすくするため、やや低めの温度に設定しておいてもよいのではないかと思います。
3.環境に十分に慣れた後で行う
トレーニング中の犬の集中力を高める方法は、環境に十分に慣れた後で行うことです。
子犬を家族に迎えたばかりでいきなりトレーニングを始めると、全く集中できないことがあります。好奇心旺盛で怖いもの知らずの子犬ですから、暮らす環境や家族のことを知ることや慣れることでいっぱいなんです。
環境にも家族にも慣れ、飼い主の声掛けに注目できるようになってきた頃から始めるとよいのではないでしょうか。
また、成犬にも同じように環境に十分になれてもらってからトレーニングを行うとよいです。成犬は警戒心が強いです。新しい飼い主や家族にも警戒します。ある程度の信頼を得てからトレーニングを行うと集中力を高めやすくなると思います。
4.犬が集中している間にトレーニングをやめる
トレーニング中の犬の集中力を高める方法は、犬が集中している間にトレーニングをやめることです。
もっとやりたい!まだやめたくない!と犬に思ってもらうためです。そうすることで、また次にトレーニングを行った時の集中力を高めることができます。
飽きるまで疲れるまでトレーニングを行うと、もう次はやりたくなくなってしまいますよね。そうならないための方法です。
飼い主が声を発したり指示を出したりした時、犬が首をかしげることがありますよね。これは犬が飼い主やトレーニングに集中しているサインです。しっかり聞き取って理解しようと努めているところです。
犬それぞれにサインはあると思いますので、愛犬の集中力が高まっているサインを逃さないようにしましょう。サインが出ている間にトレーニングをやめるためです。
まとめ
トレーニング中の犬の集中力を高める方法を4つ解説しました。
- 飼い主と愛犬のふたりきりで行う
- 自宅の室内で空調を整えて行う
- 環境に十分に慣れた後で行う
- 犬が集中している間にトレーニングをやめる
おやつを利用すると、おやつにばかり集中してしまうことがありますよね。
おやつなしでも出来るようになってほしい…という場合にも、今回ご紹介したような集中力を高める方法がお役に立てるかと思います。