亡くなった愛犬の供養をお盆にする方法は?3つの迎え方やするべき準備を解説

亡くなった愛犬の供養をお盆にする方法は?3つの迎え方やするべき準備を解説

この記事では、お盆に愛犬の供養をしたいと考えている人のために、正しい迎え方や準備しておくべきことをまとめて紹介します。

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そもそもお盆の期間はいつ?

お盆のお供え物

お盆とは、ご先祖さまなど亡くなった人の慰霊、魂を現世に迎え入れて供養するという仏教の風習です。本来、「盆」の時期は旧暦の7月13日~16日頃ですが、現在では8月13日~16日頃が一般的になっています。

お盆は、大切な人をお迎えして手厚く供養することで喜んで帰って頂き、それによる家内繁栄を願うものです。地域や家庭によって迎え入れ方や考え方は異なるものですし、そもそも亡くなった愛犬などのペットを対象と考えていない場合がほとんどだと思います。

しかし、近年では、愛犬も家族として考え、お盆には愛犬の魂も迎え入れたいと考える人が触れてきています。

お盆に必要なもの

ペット供養のろうそく

亡くなった愛犬をお盆に迎え入れるために、まず必要なものとして挙げられるのがろうそくや線香、ライトなど灯が灯るものです。

お盆には、愛犬を迎え入れるため、そしてお見送りするために火を焚く風習があります。これは、家まで迷わず帰って来られるように、そしてきちんと元の場所に戻れるようにといった意味が込められています。そのため、本来はろうそくを迎え火・送り火として火を焚いていましたが、現代の生活スタイルに合わせて専用のライトなどを使用することも増えてきているようです。

また、後ほど詳しく解説しますが、愛犬を迎えるためにお墓参りや法要に行くことが多いと思うので、手を合わせる際に必要な数珠も用意しておきましょう。

さらに、お盆は大切な愛犬が家に帰ってきているので、手厚く迎え入れて供養するために、お供えをします。水やご飯をはじめ、愛犬が好きだったおやつやおもちゃ、きれいな花などを用意しておくことをおすすめします。お供え物に決まりはないので、愛犬が喜びそうなものを選んであげてくださいね。

愛犬のお盆の迎え方

犬のお墓

8月13日<迎え盆>

お盆の初日である8月13日は「迎え盆」と呼ばれ、愛犬の魂を迎えに行く日とされています。霊園にお墓がある場合はそちらに行き、お墓をきれいにして線香やろうそくに火を灯し、「迎えに来たよ」という気持ちを伝えましょう。

また、霊園によってはこの時期に合同の慰霊祭や法要が行われていることもあるので、そちらに参加するのもいいでしょう。

8月14日・15日

お盆の中日である14日・15日は、自宅でゆっくりと愛犬の魂を供養してあげましょう。ろうそくやライトなど灯を用意し、愛犬が好きだった食べ物やおもちゃをお供えして、帰って来てくれたことの喜びを伝えてあげてください。

ここでしなければならないことは、具体的には決まっていないので、思い思いの時間を過ごしてかまいません。愛犬の写真を見返したり、家族で愛犬との思い出を語り合ったり、愛犬に気持ちを伝えたりして、今でも大切に思っていることを伝えましょう。

8月16日<送り盆>

8月16日は、お盆に迎え入れた愛犬の魂を送り出す日で、一般的に「送り盆」と呼ばれています。自宅で手厚く供養した愛犬の魂が、楽しい気持ちのまま、しっかりと天国に帰れるように送り出しましょう。

8月13日に「迎え火」としてろうそくや線香を焚いた場合、それと同じ場所で「送り火」を焚くと良いともされています。また、精霊流しや灯籠流しが行われる地域もあるので、それに参加するのもおすすめです。

まとめ

お盆のお供え物

お盆は亡くなってしまった大切な愛犬を改めて供養するために、とても有意義な時間になるでしょう。本来のお盆には、「迎え盆」「送り盆」など様々な慣習がありますが、絶対的な形式が決まっているわけではありません。

そのため、あまり堅苦しく考えず、愛犬のことを思いだしたり、家族で語り合ったりしてみるだけでもいいと思います。お盆には、それぞれの家庭に合った形で愛犬のことを思い、迎え入れてあげてくださいね。

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