散歩に行きたくないときの仕草
犬たちは基本的に「散歩」が大好きです。普段家の中にいたり玄関先にいたりする犬にとって、面白いもの、におい、音などの刺激を得てリフレッシュしたり、歩いたり走ったりして運動したりと、散歩で外を歩くことは楽しいことなのですよね。
もともと犬は狩りなどで長時間動き回る生き物なので、小型犬であっても運動量が多い動物です。もし運動不足になってしまえば、肥満や関節のトラブルなど身体的な悪影響と同時に、走り回れないストレスなど、犬に精神的な悪影響を及ぼします。
しかしそんな犬でも「散歩に行きたくない」「外に行きたくない」という時があるようです。そのようなとき、犬は飼い主に行きたくない気持ちを、以下のようなさまざまな仕草や行動で表現します。
1.散歩の準備を始めると隠れる
2.リードをつけようとすると逃げる
3.てこでも動かない
4.地面に伏せて目をそらす
まるで駄々をこねている子供のようですね。中には一度リードを付けて外には出るものの、道路の真ん中で頑として動かなくなる犬もいるそうです。子犬であればまだしも、体重が10kgを超えるような犬であれば、無理やり動かすのも抱っこで移動するのもなかなか厳しいものがあります。
そうまでしていきたくないのであれば無理に連れ出さなくても…ということになりますが、では犬たちはなぜ「散歩に行きたくない」と思ってしまうのでしょうか。
散歩に行きたがらない理由
もともと散歩が大好きという犬たちが「お散歩に行きたくない」「お外に行きたくない」と言い出すには何らかの理由があります。
たとえば、過去の散歩の最中に知らない犬に吠えられたり、大きな音にびっくりさせられたり、というような怖い思いをした経験です。怖い経験をした特定の場所を嫌がったりするほか、外に行くこと自体を嫌がるようになることもあります。
犬は学習能力が高いため、一度怖い思いをすると次は絶対その状況を避けようとするので、もう一度楽しい散歩を思い出してもらうには時間がかかります。根気よくおやつや声掛け、楽しい場所に連れていくなどしてゆっくり慣れさせてあげましょう。
他にも、リードが苦しかったり、関節に異常があって歩くと痛みがでるとき、道路の状態が悪いときなど、何らかの理由で散歩の最中に苦痛を経験していると、散歩に嫌な想い出が残り、行きたくないと思う可能性があります。
なお、リードやカラーのトラブルは、お散歩グッズを調整すれば済むことも多いのですが、関節のトラブルや身体的な不調が原因の場合は動物病院に相談が必要です。体の一部を触れれるのを嫌がったり、咳やくしゃみといった病気のサインなどがある場合はちゃんと診察を受けましょう。
まとめ
散歩にいきたくないとき、人間の言葉をしゃべれない犬たちはその気持ちをさまざまな仕草や行動でアピールします。
そしてその「行きたくない」という気持ちには、必ず何らかの理由があります。
とくに、普段散歩が好きな犬なのに行きたくないアプールをしている場合は、体調になんらかのトラブルが起きている場合もありますのでよく観察してあげてください。