犬が「独り占めしたい」と思っている時の仕草・行動3選
1.頭や体をすりつけてくる
犬は独り占めしたいと思ったときに頭や体をすりつけてきます。家に帰ってきたときやお風呂上がりに愛犬が体をこすりつけてきた経験がある飼い主さんは多いかと思います。
犬が体や頭をすりつけてくるのは、自分の匂いをつけているのです。いわばマーキングのようなものですね。匂いをつけることで「自分のものだ!」とアピールするのです。
2.威嚇する
吠えたり唸るなど威嚇するような行動を取ることもあります。たとえば、散歩中に出会った他の犬を飼い主さんが撫でていると愛犬が急に吠え出した、なんてことはありませんか?だいすきな飼い主さんを独り占めしたい気持ちから「飼い主さんは自分のものだ!」「近づくな!」と威嚇しているのです。
ただ、警戒心から威嚇している場合もあります。人や犬が近づいてきただけで吠えたり唸る場合は警戒して飼い主さんを守ろうとしているのでしょう。
3.間に割って入る
ライバルだと思っている相手と飼い主さんの間に割って入ってくることがあります。これは「自分の方を見てほしい」という気持ちの表れでもありますね。忙しくてあまり構ってあげられていない時などによく見られる行動です。この行動は人に対してだけでなくモノに対しても見られます。
たとえば本を読んだりパソコンを触っていると、飼い主さんとモノの間に無理やり入ろうとしてくることがあります。なにが対象であっても、すぐに間に割って入ろうとしてくるのであればかなり独占欲が強いといえます。
独占欲が強すぎる犬への対処法
愛犬が「独り占めしたい!」と思っている行動を知ると、とても愛おしくなりますよね。しかし独占欲が強くなりすぎると、飼い主さんに依存して分離不安症になったりライバルだと思っている相手を攻撃するなどの危険もあります。
ライバルとなる対象は散歩中に出会う犬や新しく家族になった赤ちゃん、スマートフォンやパソコンなどのモノにまで及びます。攻撃してケガをさせたりモノを壊してしまう可能性もありますし、ストレスから自分の足を噛み続けるなど自傷行為につながる可能性もあります。そのため、独占欲がエスカレートしないよう対応に気をつけなければいけません。
犬が飼い主さんを独り占めしたいと思うのは、不安を感じている証拠でもあります。たとえば仕事が忙しくあまり構ってあげられていないのに、帰宅後スマートフォンをいじってばかりいると「飼い主さんをとられた」と感じるのです。
そのため愛犬の独占欲が強くなっていると感じたら、不安を感じさせないような対応が必要になります。ただ甘やかしすぎたり強く怒ると「かまってもらえた」と感じ、行動がエスカレートしてしまう可能性もあります。
過剰に反応しすぎずにコミュニケーションをとる時間をしっかり作ってあげましょう。また、ストレスを発散させるために散歩に連れて行ったり一緒に遊んであげるのもおすすめです。
まとめ
犬が「独り占めしたい」と思っているときの仕草や行動をご紹介しました。中には、見たことがある行動もあったのではないでしょうか?
今回ご紹介した仕草・行動をしているときの犬は嫉妬している証拠です。あまりに独占欲や嫉妬心が強くなりすぎると、ライバルだと認識した対象に攻撃してしまう可能性もあります。
普段からスキンシップをとって、愛犬に不安を感じさせないようにしてあげてくださいね。