犬が散歩中怖がる場所
1.国道沿いの歩道
交通量の多い国道沿いの歩道は、犬が散歩中怖がる場所です。
散歩をしている横で車がひっきりなしに走り去って行きますよね。指定速度や法定速度を超えて走る車も決して少なくはありません。たとえ歩道を散歩していたとしてもドキッとしたりヒヤッとしたりする瞬間があるほどです。
騒音はもちろん、犬が最も怖がる理由は振動なのではないかと思います。トラックやダンプカーなどの大型車が横を走り去る時、私たち人間にも振動が伝わりますよね。軽自動車や普通車が走り去る時の振動やエンジンの振動なども犬にはしっかりと感じ取れてしまうのだと思います。
自宅が国道の近くにあるなど、どうしても克服しなければならない理由がある場合、通い続けることが大切だと思います。怖がったらすぐに引き返してください。
私の愛犬も国道沿いを散歩するのは苦手でした。車が怖いからです。慣れるまで何度も通い、今では国道沿いの歩道を落ち着いて歩くことができるようになっています。
2.横断歩道橋
横断歩道橋は、犬が散歩中怖がる場所です。
高さは4.8m以上あり、犬にとっては巨大な建築物です。いざ階段を上がろうとすると怖くなってしまうのかもしれません。階段を上がることが怖いという犬もいると思います。
4.8m以上もある高い場所から階段を下りる時、下の景色を見ることが怖く感じてしまうことが飼い主の皆さんにもあるのではないでしょうか。
横断歩道橋がある理由は車両と歩行者の交通事故を防止することが目的であり、道路の幅が広く、交通量が多い場所であるということが分かります。騒音や振動やエンジン音など、犬が怖がる要素が集まった場所なのです。
克服させたいのであれば、慣れるまで抱っこで渡ってあげるのはどうでしょうか。どうしても克服しなければならない理由がない時は、落ち着いた状態で待つことができるのであれば、横断歩道橋よりも横断歩道を渡る方が安全かもしれません。
3.玄関先や庭に犬がいる家の前
玄関先や庭に犬がいる家の前は、犬が散歩中怖がる場所です。
吠えられてビックリしてしまったことがあるのではないでしょうか。目の前を通る度に吠えられているのではないでしょうか。まさか犬がいるとは思わず、いきなり吠えられて心臓がキュッとなることって私たちにもありますよね。
玄関先や庭に犬がいると、散歩中の嬉しい出会いになったり、散歩に行く楽しみになったり、犬同士も飼い主同士もお友達になれるなど、よい出来事が起こることもあるのですが…。
克服してもらうための方法は飼い主が堂々と通ることです。吠えられた時は「威嚇された」ではなく、「挨拶をしてくれた」と考えてみてください。
克服する理由がとくにない場合は散歩コースを変えた方がよさそうです。無理に通り続けると犬が散歩を嫌がるようになってしまうことがあります。
4.動物病院の近く
動物病院の近くは、犬が散歩中怖がる場所です。
(このまま行くと病院に着いてしまう…)ということが犬にも分かってしまうようです。歩くのを断固拒否したり、引き返そうと暴れたり、その場でブルブル震えてしまうことがあります。
散歩と騙されて動物病院に連れて行かれるのではないかと思ってしまうのでしょう。狂犬病の注射と混合ワクチンの接種のため、年に2回程度しか病院に行く機会がないという健康な犬の場合、「病院=注射=痛い」と覚えてしまっているのかもしれませんね。
克服のための方法は、実際に動物病院に行く時に「お散歩に行くよ」と嘘をついてしまわないことです。病院と言うとクレートに入ってくれないことがあり、ついお散歩やお出かけと言ってしまうことがあるのではないでしょうか。
まとめ
犬が散歩中怖がる場所を4つ解説しました。
- 国道沿いの歩道
- 横断歩道橋
- 玄関先や庭に犬がいる家の前
- 動物病院の近く
どうしても克服させなければならない理由はないかも…という時は、愛犬が怖がることのない散歩コースを新しく作ってみてはいかがでしょうか。