自信のある犬、自信のない犬の違いは?
自信のある犬、自信のない犬の違いは、「不安感が強いかどうか」にあるでしょう。
そもそも、人間が持つのと同じ「自信」という感情が犬にあるかどうかは不明です。おそらく「自分は凄いんだぞ!」と思っている犬は、いないのではないでしょうか。
犬にとっての「自信」とは、過度な不安を持たずに、何事も落ち着いて楽しめる精神状態だと考えられます。逆に、いつも不安感を抱えてオドオドしている犬は、「自信がない」犬だといえるでしょう。
犬が自信が持てるかどうかは、飼い主の影響が大きいといわれています。
では、犬の自信を喪失させてしまう飼い主のNG行為とは、いったいどんなものなのでしょうか?ご紹介していきます。
『犬が自信を喪失する』飼い主のNG行為3選
1.犬を叱ってばかりでほめない
犬を叱ってばかりいると、犬はどんどん自信を失ってしまいます。時には叱ることも必要かもしれませんが、ほめることをせず怒ってばかりいる飼い主には犬も懐こうとしないでしょう。そうなると、信頼関係を築くことはできません。
飼い主と信頼関係を築けていない犬は、常に不安な状態になり、自信を持つことも難しくなります。失敗を叱るよりも、できたことをほめてあげることが、信頼関係を築くには必要です。
2.犬をからかって笑う
犬の反応が可愛いからといって、犬を驚かせたり、だましたり、からかって笑うのはNGです。
急に驚かせてきたり、だますような行動を取る飼い主は、犬からの信頼を得ることはできません。信頼できない飼い主と暮らす犬は、安心して生活することができず、不安感を募らせて自信も失ってしまうのです。
犬とのコミュニケーションは、犬の気持ちを考えて行うようにしてあげましょう。
3.他の犬ばかり可愛がる
犬は群れで生活していたため、社会性がある動物です。飼い主が他の犬ばかり可愛がっていると、自分のポジションが脅かされるという不安感や、やきもちに似た感情を抱きます。
特に、家に新しい犬を迎えたとき、飼い主が新入りばかり可愛がると、犬は強い不安感を抱く場合が多いでしょう。その状態のまま放置してしまうと、犬は自分の居場所を取られたと錯覚し、自信を失ってしまいます。
新しい犬を迎えたときは、先住犬に優先して接し、不安にならないようコミュニケーションをしっかり取るようにしましょう。
犬が自信を喪失したときの対処法は?
犬が自信を喪失している、と感じた時は、次のような対処で犬の自信を回復させてあげる必要があります。
- たくさんほめる
- 成功体験をさせる
- 信頼関係を作る
犬に自信をつけさせるためには、たくさんほめることが大切です。ほめられることで、犬は飼い主と接する喜びを感じ、信頼していきます。
また、犬に芸を教えたり、簡単なゲームをして成功体験をさせるのも良いでしょう。
- 「お手」や「伏せ」などのコマンドを教えて、うまくできたらほめる
- おやつを手に隠して、「どっちに入ってる?」と犬に当てさせてご褒美をあげる
このように成功体験を重ねると、犬はどんどん自信をつけていきます。
犬も飼い主も楽しみながら、コミュニケーションを取って信頼関係を築いていきましょう。飼い主を信頼できれば、犬も落ち着いて生活でき、自信を持つことができるはずです。
まとめ
犬が『自信を喪失する』飼い主のNG行為3選、対処法も併せてご紹介しました。
自信を持った犬は、精神的にも落ち着いており、感じるストレスも少なく済むはずです。健康の面を考えても、自信を持ってストレスを少なく生活できるのは好ましいでしょう。
犬に自信を持たせることは、健康的に楽しく生活することに繋がります。愛犬に自信がなさそうに感じられる時には、ぜひご紹介した対処法を試してみてくださいね。