どのくらいの運動量が適切?運動しすぎてはいけない犬種5選
飼い主さんの中には「犬にはたくさん運動させてあげるべき!」と考えている人がいます。しかし、すべての犬が多くの運動量を必要としているわけではありません。
今回は運動しすぎると逆効果となる恐れのある犬種と、それぞれの適切な運動量について解説していきます。当てはまる犬種を飼っている飼い主さんは注意しましょう。
1.チワワ
世界でも最も小さな犬種と言われているチワワは、活発な性格をしている子が多くいます。しかし体格は非常に小さいため、あまり激しい運動をさせてしまうと体力の消耗が激しく、体調を崩してしまう恐れがあります。
また、激しい運動やあまりにも長い距離を散歩させてしまうと、足腰に負担がかかってしまったり怪我をする恐れもあるので注意が必要です。
一般的に、チワワは室内で動き回っていれば運動量が足りてしまうと言われている犬種です。1日の散歩も1日1回、15分〜30分ほどで十分だと言われています。
2.ペキニーズ
小型犬でもあり、元々愛玩犬として愛されてきたペキニーズは多くの運動量を必要としません。1日1回、15分ほどの散歩で十分です。
ペキニーズはダブルコート犬種であること、そして短頭犬種であること、そして体の小さな小型犬であることなどから、あまり運動しすぎてしまうと体に大きな負担がかかると言われています。
脱臼や骨折、関節炎、そして怪我をしてしまうなどのリスクが考えられるため、あまり無理に多くの運動をさせる必要はないでしょう。肥満にならない程度に散歩させてあげましょう。
3.フレンチブルドッグ
フレンチブルドッグは肥満になりやすいため、ある程度の運動が必要な犬種と言われています。しかし短頭犬種であることから、運動をさせすぎてしまうと心臓に負担がかかったり、呼吸困難に陥る危険性があるので注意が必要です。
基本的にフレンチブルドッグは1日1〜2回、30分程度の散歩が理想とされています。ただし、あくまで目安であり、その日の気温や本人の体調、肥満度などに応じて散歩量を臨機応変に対応しましょう。
体力のある犬種ではないので長い距離をせっせと歩かせるよりは、リフレッシュ気分で散歩を楽しませてあげることを第一に考えることをお勧めします。
4.パグ
パグもフレンチブルドッグと同じ短頭犬種です。小型犬に属する犬種なので、あまり運動しすぎてしまうと体力を消耗しすぎてしまい、体調不良や怪我につながる恐れもあります。
またパグも心臓が弱い犬種です。長距離の散歩や激しい運動をさせると心臓や呼吸器系に負担がかかる恐れもあります。
パグは1日1〜2回、10分〜20分程度の散歩で十分とされています。肥満度に応じて少し量を増やすことはありますが、基本的には前述した散歩量と家の中でおもちゃを使った遊びなどを取り入れることで、適切な運動量を確保できます。
5.チャイニーズ・クレステッド・ドッグ
チャイニーズ・クレステッド・ドッグは、非常に小さく細い足を持った犬種です。遊び好きで活発な性格の子が多い犬種ですが、その体格から運動量を多く必要とする犬種ではありません。
ジャンプ力がありますが足が細いため、あまり高い場所から飛び降りたり、無理な散歩をさせすぎてしまうと骨折や脱臼、関節炎といった症状を引き起こすリスクが高まります。
また、寒さや乾燥、紫外線などにも弱い犬種なので、屋外でも散歩量は1日合計20分〜30分程度にとどめ、家の中でできる遊びを提案してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬種によっては運動させすぎてしまうと体に負担がかかり、病気や怪我につながる危険性が高まります。今回紹介した犬種は基本的に運動量を必要としていない犬種なので、無理な運動は控えましょう。