大型犬が穏やか・温厚な性格と言われる理由
1.必要なしつけが徹底されているから
大型犬が穏やかで温厚な性格だと言われる理由は、飼い主によって必要なしつけが徹底されているからです。本来なら興奮しやすい場面でも、興奮して暴れたり騒いだりしないよう、しつけがされているのです。そのため、もともと穏やかで温厚な性格なんだろうな…感じることがあります。
正直、大型犬をコントロールするのは難しいです。力や体力に自信のある大柄な男性でも難しいと思います。
自分よりも体重が重い犬の場合、抱き上げることができないことがあります。リードを思いっきり引っ張られると耐えることができずに引きずられてしまうことがあります。
もしも大興奮した大型犬が走り出してしまったらどうでしょう。車道に飛び出して交通事故に遭ってしまったり、周りに被害が及んでしまったりすることがあるかもしれません。
こういったことを避けるために、犬の安全と命を守るために、しつけを徹底する必要があるのです。大型犬が穏やかで温厚な性格だと言われる理由は、飼い主による徹底されたしつけと育て方にあるのではないでしょうか。
2.もともとの性格によるもの
人気のある大型犬の犬種とその性格を知ると、大型犬が穏やかで温厚な性格だと言われる理由がよく分かります。
ゴールデンレトリバーの性格は、賢く従順で社会性が高いです。人を癒すセラピー犬としても活躍していますね。
ダルメシアンの性格は、他人に対しても積極的で友好的です。最大の特徴は、子犬の時には真っ白で黒い模様がなく、成長と共に斑点模様が増えることです。
ドーベルマンの性格は、友好的で家族への愛情が深いです。勇敢で作業能力に優れていることから警察犬として活躍していますね。そのため、攻撃性が高いのでは？と警戒する人もいるかもしれません。
体重90㎏を超える犬もいるほど迫力満点なセントバーナードですが、性格は人懐っこく我慢強いことで知られています。あまりのギャップに惹かれてしまう人が多いのでは？
いかがでしょうか。性格を知ったことで、大型犬が穏やかで温厚な性格だと言われる理由をお分かりいただけたのではないでしょうか。
3.人が「大型犬は怖い」という先入観を持っているから
大型犬が穏やかで温厚な性格だと言われる理由は、人が「大型犬は怖い」という先入観を持っているからなのではないでしょうか。
確かに大きな体で飛びつかれたら吹っ飛ばされてしまうほど力強いです。しつけがされていない大型犬による死亡事故も起きています。吠える声は重低音で大きく迫力がありますよね。
しかし、実際に接してみるとそうではないことがすぐに分かります。
超小型犬と会った時、大型犬の方から体勢を低くして挨拶をしてくれます。わざわざ地面に伏せてくれる大型犬もいます。相手が小さくか弱い存在であることを理解して接してくれる、優しい気持ちを持っている証拠です。相手が嬉しくて興奮していても、穏やかに温厚に落ち着いて接してくれます。
小さな犬や幼い子供を連れていると、前から大型犬が歩いてきた時、ちょっぴり避けてしまいそうになりますよね。（抱きかかえた方がいいかも…）と考えてしまいますよね。
大型犬は怖いという先入観を捨てて接してみると、どんなに穏やかで温厚な性格であるかがよりお分かりいただけると思います。
まとめ
大型犬が穏やか・温厚な性格と言われる理由を3つ解説しました。
- 必要なしつけが徹底されているから
- もともとの性格によるもの
- 人が「大型犬は怖い」という先入観を持っているから
犬が穏やかで温厚な性格の大型犬である場合、その飼い主さんも穏やかで温厚な性格の人であることが多いです。しつけ方や育て方、普段の暮らしや飼い主さんのライフスタイルも影響することがあるのではないでしょうか。
